◎ 都会のど真ん中に広がる三つの庭園美——新宿御苑で一日ゆったり過ごす贅沢
新宿御苑(しんじゅくぎょえん)は、東京都新宿区内藤町にある環境省所管の国民公園です。
東京ドーム約12個分(約58.3ヘクタール)という広大な敷地に、フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園・日本庭園の三様式が融合し、都心のど真ん中でありながら豊かな自然と静寂を堪能できる「東京のオアシス」として国内外から多くの人が訪れます。
園内には樹木が約1万本以上、植物約510種が育ち、野鳥をはじめ約356種の生きものが生息しています。
桜の名所として「日本さくら名所100選」にも選定されており、約70種・900本以上の桜が植栽された花見スポットとしても全国トップクラスの人気を誇ります。
また、2026年(令和8年)は新宿御苑の開園120周年にあたる記念の年でさまざまな特別企画や記念展示が開催されています。
新宿駅からも徒歩圏内でアクセスしやすく、散策に2〜3時間以上かけてのんびり楽しめるのが魅力です。
ピクニックシートを持参して芝生広場でくつろぐ人、カメラ片手に季節の花を追う人、茶室でお茶をいただく人——さまざまなスタイルで楽しめる懐の深い公園です。
基本情報
- 正式名称:新宿御苑(国民公園)
- 所在地:〒160-0014 東京都新宿区内藤町11
- 電話:03-3350-0151(新宿御苑サービスセンター)
- 面積:約58.3ヘクタール(東京ドーム約12個分)
- 開園:1906年(明治39年)/2026年に開園120周年
- 管理:環境省新宿御苑管理事務所/一般財団法人国民公園協会
- 特徴:フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園・日本庭園の三様式が融合した近代西洋庭園。樹木約1万本以上、植物約510種、動物約356種が生息
- 入園門:新宿門(メイン)・大木戸門・千駄ヶ谷門の3か所
- 駐車場:あり(有料)。普通車200台、入園者は2時間まで600円、以後200円/30分、当日最大2,900円
⏰ 開園時間
- 10月1日〜3月14日:9:00〜16:30(最終入園16:00)
- 3月15日〜6月30日:9:00〜18:00(最終入園17:30)
- 7月1日〜8月20日(夏期):9:00〜19:00(最終入園18:30)
- 8月21日〜9月30日:9:00〜18:00(最終入園17:30)
- ※温室は開園30分後〜閉園30分前まで
- ※早朝開園(7:00〜):東京マラソン財団との連携による季節限定アクティビティ開催日に実施。詳細は公式サイト参照
📅 休園日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 年末年始(12月29日〜1月3日)
- 特別開園期間(無休):春(3月25日〜4月24日頃)、秋(11月1日〜15日頃・菊花壇展期間)
💴 入園料
- 一般:500円
- 65歳以上・高校生以上の学生(要証明書提示):250円
- 中学生以下:無料
- 団体(30名以上):割引あり
- 障害者手帳提示:本人および介護者1名まで無料
- 交通系ICカード対応/アソビューでの電子チケット(事前購入)も便利
- 無料開園日(2026年度):4/29(昭和の日)・5/4(みどりの日)・5/5(こどもの日)・6/6(土)・6/7(日)環境の日近接土日
⚠️ 【2026年 花見シーズンのご注意】桜の時期(3〜4月)の来園者が集中する特定の土日祝日(10:00〜16:00)は事前予約制が実施されます。予約なしでは入園できない場合があります。アソビューの事前予約サイトから電子チケットをご購入ください。詳細・対象日は公式サイトをご確認ください。
アクセス
- 新宿門(メイン):東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅 徒歩5分 / 東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅 徒歩5分 / JR「新宿」駅南口 徒歩10〜15分
- 大木戸門:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅 徒歩5分
- 千駄ヶ谷門:JR総武線「千駄ヶ谷」駅 徒歩5分 / 東京メトロ大江戸線「国立競技場」駅 徒歩5分
- 桜シーズンなど混雑時は、新宿門・大木戸門が大変混み合います。千駄ヶ谷門からの入園がおすすめです
- 車:駐車場あり(有料)。混雑時は満車になりやすいため、公共交通機関の利用を推奨
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歴史
新宿御苑の地は、江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷があった場所です。明治維新後の1872年(明治5年)に内藤新宿試験場となり、農業・園芸の試験研究が行われました。1879年(明治12年)には皇室の「新宿植物御苑」として整備が始まり、明治政府が招いたフランス人技師アンリ・マルチネーと農学者・福羽逸人(ふくば はやと)の手によって、1906年(明治39年)に皇室庭園「新宿御苑」として完成しました。
戦後の1949年(昭和24年)5月21日、国民公園として一般公開が開始され、現在に至ります。2026年(令和8年)は開園から120周年にあたり、「昭和100年」とも重なる記念の年として、園内では特別展示やガイドウォークなどさまざまな企画が実施されています。
見どころ
🌸 桜(約70種・900本以上)
- 「日本さくら名所100選」に選定。全国でも屈指の桜の名所
- 1月の寒桜・河津桜に始まり、3月下旬のソメイヨシノ、4月中旬〜下旬のイチヨウ・カンザン・フゲンゾウなど遅咲きの八重桜まで、約3か月にわたって多彩な品種を楽しめる
- ソメイヨシノの開花標本木も園内に設置されており、毎年全国ニュースで注目される
- 2025年11月には高遠小彼岸桜(タカトオコヒガンザクラ)の植樹式が行われ、内藤家ゆかりの桜が復活植樹された
🌿 フランス式整形庭園
- 千駄ヶ谷門付近に広がる、幾何学的な花壇が整然と並ぶエリア
- 約100種のバラが植栽されており、5月〜6月のバラシーズンが特に見事。バラを育てる職員と語り合う「バラガイドウォーク」(5月・11月開催)も人気
- プラタナスの並木やシンメトリーな構成が、フランスの庭園を彷彿とさせる
🌳 イギリス風景式庭園
- 園の中央部に広がる開放的な大芝生エリア。ユリノキ、プラタナス、ラクウショウ、ヒマラヤシーダーなど大樹が点在する
- ピクニックシートを広げてのんびり過ごすのに最適。ポカポカ陽気の休日には家族連れやカップルで賑わう
- 秋の紅葉もここが一番の見頃スポット
🏯 日本庭園
- 園の東部に位置する池泉回遊式庭園。中の池・下の池を中心に、橋や石灯籠が配置された風情ある空間
- 茶室「楽羽亭(らくうてい)」「むろや」では抹茶・和菓子がいただける(別途料金)
- 春のしだれ桜、秋の紅葉が池面に映る光景は絶景
🌺 温室
- 約2,750㎡の温室で熱帯・亜熱帯植物、多様なランの仲間、絶滅危惧植物を展示
- 季節を問わず南国の植物を観察でき、雨の日の観覧スポットとしても人気
- 定期的に職員によるバックヤードツアーも開催(先着・無料・当日受付)
🍁 紅葉・菊花壇展
- 毎年11月1日〜15日頃、「新宿御苑菊花壇展」を開催。期間中は無休で入園可能
- イギリス風景式庭園の大樹の紅葉と、伝統的な菊花壇が同時に楽しめる秋の贅沢
- モミジ山・中の池周辺が紅葉の穴場スポット
🗓️ イベントカレンダー
🌸 春(3〜4月)桜の特別開園・事前予約制
- 期間:3月25日〜4月24日(春の特別開園期間、毎日開園)
- 桜シーズンの特定土日(10:00〜16:00)は事前予約制を実施(アソビューにて電子チケット購入)
- 年間パスポート保有者・中学生以下・子ども同伴の保護者・妊婦・障害者手帳所持者は予約不要
- 「日本さくら名所100選」の絶景を、混雑を避けながら楽しむために早朝(9:00前)か夕方(16:00以降)の来園もおすすめ
🌹 初夏(5〜6月)バラガイドウォーク・洋らん展
- バラガイドウォーク:5月・11月に開催。整形式庭園のバラ花壇前で当日受付、所要40分程度、参加無料(入園料別途)
- ガイドウォーク(苑内一般):5月・10月を中心に毎月数回実施。新宿門入口の看板前集合、所要1時間半、無料(入園料別途)
- 洋らん展(毎年秋開催):新宿御苑で育てられた蘭を展示する人気の恒例展。第37回が2024年開催(次回は公式サイト参照)
- 無料開園日:みどりの日(5/4)・こどもの日(5/5)・環境の日近接の土日(6月上旬)
🌙 夏(7〜8月)早朝開園・温室バックヤードツアー
- 早朝開園(7:00〜):東京マラソン財団との連携により、2月〜5月頃を中心に季節限定実施。ランニングアクティビティへの参加・観覧が可能。新宿門のみ7〜9時開門
- 温室バックヤードツアー:5月・その他月に開催。当日受付(開始20分前から)、先着10名程度、無料(入園料別途)
- 母と子の森 自然教室「夜の森たんけん」:夏休み期間中に開催。事前申込制(詳細は公式サイト)
🍂 秋(11月)菊花壇展・紅葉
- 新宿御苑菊花壇展:毎年11月1日〜15日ごろ開催。期間中は月曜も無休で開園
- 懸崖作り・江戸菊・大菊・一文字菊など伝統的な仕立てを一堂に観覧できる
- 菊花壇展と同時期に紅葉も見頃を迎えるため、秋の来園に特におすすめのシーズン
🎉 2026年特別企画(開園120周年)
- 「新宿御苑開園120周年記念&昭和100年記念特別展」:4月28日〜5月24日(延長あり)、アートギャラリー(入館無料)。新宿御苑のあゆみと昭和天皇ゆかりのエピソードを紹介
- 「日本初の西洋式皇室庭園」展:4月20日〜5月31日、サービスセンター。福羽逸人・アンリ・マルチネーの功績を紹介
- その他、歴史探訪をテーマにした連載記事やXでの特集も随時公開中
四季の楽しみ方まとめ
- 🌸 春:約70種・900本の桜が1月〜4月にかけて順次開花。ソメイヨシノの満開は3月下旬〜4月上旬、遅咲きの八重桜は4月中下旬まで楽しめる
- 🌿 夏:新緑のイギリス風景式庭園や温室の熱帯植物が涼を運ぶ。早朝開園を利用してランニングや朝散策もおすすめ
- 🍂 秋:菊花壇展(11月上旬)と紅葉が重なる美しい季節。モミジ山やイギリス風景式庭園の大樹が赤・黄に染まる
- ❄️ 冬:静かな庭園で大木の姿や冬枯れの風景を楽しみながらゆっくり散策。温室の花々も楽しめる
施設・サービス
- レストランゆりのき:園内の洋食レストラン。テイクアウトメニューも充実。「つぶら乃」(和食)・中央休憩所売店「SASAYAIORI+新宿御苑」もリニューアル済み
- スターバックスコーヒー新宿御苑店:園内にスタバが出店。テラス席から緑の景色を眺めながらひと休みできる
- 茶室(楽羽亭・むろや):日本庭園内。抹茶・和菓子で一服する優雅な時間を(有料)
- インフォメーションセンター/アートギャラリー:新宿門入口付近。入館無料。企画展・セルフガイドシート配布あり
- 母と子の森:自然観察プログラムや展示を実施する子ども向けエリア
- フォトコンテスト:毎年開催。公式サイトから応募可能
- 年間パスポート:交通系ICカード対応。ゲートにタッチするだけで入園可(桜の事前予約対象日は年間パスポートの新規販売・更新停止)
訪問アドバイス
- 桜シーズンは事前予約必須:3〜4月の特定土日(10:00〜16:00)は入園に電子チケットの事前予約が必要です。アソビューの公式予約サイトで日時指定チケットを購入しておきましょう。当日券は対象日には販売されません。
- 混雑回避のコツ:桜シーズンや紅葉期は新宿門・大木戸門が大変込み合います。千駄ヶ谷門(JR千駄ヶ谷駅徒歩5分)からの入園がおすすめです。また平日午前中が比較的空いています。
- 持ち込み禁止ルールに注意:アルコール類(酒類)の持ち込みは禁止です。入園門で手荷物検査が行われる場合があります。また、ボール・フリスビーなどの遊具類(こども広場を除く)、自転車、ペットも持ち込み・入園できません。
- ピクニック持参がおすすめ:園内は飲食持ち込み(アルコール以外)が可能です。新宿駅周辺のデパ地下でお弁当を調達してから入園するのが定番スタイルです。
- 散策時間は2〜3時間以上を確保:広大な敷地(東京ドーム12個分)をゆっくり巡るには2〜3時間が目安。3庭園すべてをしっかり見たい場合はさらに余裕を持って計画しましょう。
- 最新開花・イベント情報をチェック:開花状況やイベントの追加・変更は随時公式サイトに掲載されます。特に春・秋は情報が更新されやすいため、来園前に必ず確認してください。
新宿御苑【まとめ】
新宿御苑は、明治39年(1906年)の開園から120年以上の歴史を持つ、東京を代表する国民公園です。
フランス・イギリス・日本という三つの庭園様式が一か所に融合した贅沢な空間で、都心にありながら本格的な自然と静寂を楽しめます。
桜・バラ・紅葉・菊花壇展と、四季それぞれに見どころが尽きることなく、何度訪れても新たな発見がある奥深い公園です。
2026年は開園120周年の節目の年。特別展や記念イベントも充実しており、訪れる絶好のタイミングです。ぜひピクニックシートを持参して、気の向くまま三つの庭園を渡り歩いてみてください。
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最新の開花情報・イベントカレンダー・事前予約については、新宿御苑公式サイト(https://fng.or.jp/shinjuku/)および環境省新宿御苑管理事務所のホームページをご確認ください。
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