◎樹齢800年の古木が咲く、日本唯一の「つつじの名勝」——館林市つつじが岡公園


群馬県館林市にあるつつじが岡公園は、推定樹齢800年を超えるヤマツツジの巨樹群が今も花を咲かせ続ける、世界に類を見ない特別な場所です。約100品種・1万株のツツジが植栽されており、1934年(昭和9年)には国の名勝「躑躅ヶ岡(つつじがおか)」に指定されました。「日本の歴史公園100選」「日本遺産構成文化財」にも選定されており、公園としての格式だけでなく、文化財としての価値も備えています。

城沼(じょうぬま)のほとりに広がる約12.9haの敷地には、春のツツジ、初夏の花菖蒲・ハナショウブ、夏の花ハス、秋冬の白鳥と、一年を通じて見どころが尽きません。毎年4月に開催される「館林つつじまつり」は館林市最大のイベントで、年間数十万人が訪れるほどの規模です。

江戸時代には館林城主が保護し「大名庭園由来の景観」として大切に育てられてきたこの場所は、単なる花の公園ではなく、歴史・文化・自然が重なり合う唯一無二のスポットです。上毛かるたでも「花山公園つつじの名所」として詠まれており、群馬県民の誇りのひとつとして愛されてきました。

🌿 基本情報(2026年現在)

  • 正式名称:つつじが岡公園(国指定名勝「躑躅ヶ岡」を含む総合公園)
  • 所在地:〒374-0005 群馬県館林市花山町3278
  • 電話:0276-72-6756 / 0276-74-5233(館林市つつじのまち観光課)
  • 面積:約12.9ha(城沼のほとりに展開)
  • 開園:常時開放(施設により異なる)
  • 入園料(通常期):無料
  • つつじまつり期間の入園料(2026年〜新料金体系):開花状況により200円〜1,000円の複数段階で変動。中学生以下無料。障がい者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料。支払いは現金のみ。最新の開花状況別料金は公式サイトで確認を
  • つつじまつり期間の開園時間:基本8:00〜17:00。見頃最盛期の土日祝日は7:00から開園
  • 駐車場:市営・無料(約800台)

🚃 アクセス

  • 電車+バス:東武伊勢崎線「館林駅」東口から館林板倉線バスに乗車し「つつじが岡公園」バス停下車すぐ(約11分)
  • 電車+徒歩:館林駅東口から徒歩約30分。城沼沿いの散策路を歩くルートは、つつじまつり期間以外は気持ちがいい
  • 車:東北自動車道「館林IC」から約8〜10分
  • 駐車場:市営・無料・約800台。つつじまつり最盛期(特にGW・土日)は開園前から満車に近くなることがある。7:00開園の最盛期土日祝は早朝来園が最善策
  • まつり期間中のシャトルバス:混雑状況に応じてシャトルバスが運行される場合がある。詳細は公式サイトで確認を
  • 足利フラワーパークとのアクセス:館林ICからあしかがフラワーパーク駅(JR両毛線)まで車で約20分。春の花名所をはしごするコースとして人気

\ 館林・群馬をのびのびドライブ!レンタカーもおすすめ /


[PR]楽天トラベル(レンタカー)

🌸 主な見どころ

🌺 国指定名勝「躑躅ヶ岡」——800年の古木が咲く聖域

  • 公園の中心となる国指定名勝エリア。高さ4m級のヤマツツジ古木が密集する様子は、他の公園のツツジとはまったくスケール感が異なる
  • なかでも「勾当内侍遺愛(こうとうないしいあい)のつつじ」は推定樹齢800年を超える巨木で、南北朝時代の新田義貞ゆかりの伝説を持つ歴史的存在
  • ヤマツツジ・キリシマ系など古品種の古木が多く、ツツジの園芸品種研究においても重要な植生として植物学的価値も高い
  • つつじまつり期間中(4月8日〜5月6日)はこのエリアへの入園が有料となり、開花状況により入園料が変動する

🚀 宇宙つつじ

  • 館林市出身の宇宙飛行士・向井千秋さん(現:向井千秋宇宙科学センター長)がスペースシャトルで宇宙に持って行ったつつじの種子を地球に持ち帰り、発芽させて育てた「宇宙つつじ」が園内に植生している
  • 他では見られないユニークな展示で、宇宙と花の縁をつないだ館林ならではのエピソードを持つ

🌊 城沼(じょうぬま)——水辺と花のコントラスト

  • 公園に隣接する城沼は、かつての館林城の外堀。水面に映えるツツジのピンクと、沼の静かな水面が美しいコントラストを生む
  • 城沼渡船(渡り船)やボート遊びが楽しめる。渡船で沼を渡ると北岸へ渡ることができ、対岸からのツツジと城沼の景観も味わい深い

🌺 100品種・1万株のつつじリレー咲き

  • 約100品種のツツジが咲き始め〜終わりまで約1か月かけて順番に咲き継ぐ「リレー咲き」が最大の見どころ。ヤマツツジ→キリシマ→シロリュウキュウ→ヤエキリシマという順で咲き進み、長期間にわたって楽しめる
  • ピーク時は赤・ピンク・白の絨毯が公園全体を覆い、その中をくぐり抜けるようなトンネルも体験できる
  • 開花状況はほぼ毎日「Today’s Park」として公式サイトに写真付きで更新されるため、訪問前の確認が必須

🌳 その他の施設・見どころ

  • 大芝生広場(約10,000㎡):芝生でのピクニック・のびのび遊びに最適。まつり期間以外は犬も入れる(リード着用)
  • 花山日本庭園:和の趣ある庭園で、四季の植物が楽しめる
  • 冒険の広場(アスレチック16基・子ども遊具):子ども向けのアスレチック施設
  • 水生植物池・もみじの池:秋の紅葉やスイレンが楽しめる
  • つつじが岡ふれあいセンター(つつじ映像学習館):公園の歴史やツツジについての展示・映像学習施設。入館料は公式サイトで確認を
  • 旧秋元別邸:館林城主・秋元家ゆかりの歴史的建造物
  • ダノン城沼アリーナ:公園エリアに隣接するスポーツ施設
  • 記念碑群:館林市ゆかりの著名人に関する記念碑が点在。歴史散策として楽しめる

📅 年間イベントカレンダー

🌸 春——館林つつじまつり(4月〜5月)

  • 館林つつじまつり2026(4月8日〜5月6日):館林市最大のイベント。100品種・1万株のツツジが咲き誇る期間中、ステージイベント・物産展・ガイドツアーなど多彩な催しが行われる
  • 主な2026年イベント:Menkoiガールズライブ(4月11日・12日)、物産販売(4月18日・19日)、江戸幕府鉄砲組百人隊演武(4月25日)、人力車乗車体験(4月25日・26日)など
  • 市民優待デー:館林市民は券売所で身分証(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカード等)を提示すると優待料金で入園可能
  • つつじライトアップ:4月13日〜4月30日の日没〜21時、名勝「躑躅ヶ岡」周辺でライトアップを実施。夜の古木と光の幻想的な組み合わせは昼間とはまた違う魅力がある
  • 2026年の入園料について:2026年4月から料金体系が改定された。開花状況に応じて200円〜1,000円の複数段階制。最新の料金は訪問前日に公式サイトで必ず確認を。中学生以下無料・現金のみ

🌷 初夏——花菖蒲まつり(6月)

  • 6月に城沼周辺や水生植物池でハナショウブが見頃を迎え、「花菖蒲まつり」が開催される
  • ツツジとはまた異なる紫・白・ピンクの繊細な美しさが楽しめる

☀️ 夏——城沼花ハスまつり・水遊び(7月〜8月)

  • 城沼の水面に無数のハスが咲き乱れる「城沼花ハスまつり」が7月〜8月に開催。船でのクルージングも楽しめる
  • 2026年7月4日(土)からは大徒渉池での夏の水遊びも運転開始予定。子ども連れの来園者に嬉しい新たな夏の楽しみ

🍂 秋冬——紅葉・十月桜・白鳥飛来(10月〜3月)

  • 秋は水生植物池やもみじの池周辺の紅葉が美しく、静かな散策が楽しめる
  • 十月桜が秋と春の2回咲くのも城沼周辺の見どころ
  • 冬〜春先は城沼に白鳥が飛来し、つつじのシーズン前後の穏やかな水辺の風景が楽しめる

🍃 四季の風景まとめ

  • 春:800年の古木が今年も花を咲かせる。赤・ピンク・白のツツジが4m超の高さで密集する様子は、他の花の名所とはスケールが違う。ライトアップの夜は昼間とはまた別の美しさがある。
  • 初夏:ハナショウブの紫が城沼周辺に広がる。ツツジが終わったあとの静かな公園で、繊細な花と向き合う時間がある。
  • 夏:城沼に広がる花ハスの群生は、クルージングで間近に眺めると圧巻。蓮の花が朝に開き昼に閉じる習性を知っているなら、早朝の来園がおすすめ。
  • 秋冬:観光客が少なく、城沼のほとりをゆっくり歩ける静かな季節。白鳥が来る冬の水辺は、春の賑わいとは対照的な静寂の美しさがある。

💡 訪問のポイント

  • 2026年から入園料が改定された:つつじまつり期間(4月8日〜5月6日)の入園料が新料金体系に変更。開花段階に応じて200円〜1,000円の複数段階になり、旧来の「630円・310円」の2段階制から変わった。支払いは現金のみのため小銭の準備を。最新料金は訪問前日に公式サイトで確認を。
  • 最盛期の土日祝は7時から開園:見頃最盛期(4月中旬〜5月初旬)の土日祝日は7:00から開園し、駐車場も早朝から開放される。人出のピークは10時〜14時頃のため、7時の開園と同時に入園すると混雑前に名勝エリアをゆっくり回れる。
  • ペットの扱いが期間中は変わる:通常期はリード着用でペット同伴可だが、つつじまつり有料期間中はペット用カートやキャリーバッグへの収容が必要。有料期間中はペット用カートを1回300円で貸し出している(台数制限あり)。
  • 現金しか使えない:つつじまつりの入園料は現金のみ。クレジットカードや電子マネーは使用不可のため、来園前に現金を準備しておこう。
  • 開花状況を毎日確認できる:公式サイトに「Today’s Park」として開花状況の写真が毎日近い頻度で更新される。開花タイミングは年によって大きく変わるため、訪問計画は直前の確認が確実。
  • あしかがフラワーパークとのはしごが人気:館林ICからあしかがフラワーパーク(JR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」直結)まで車で約20分。同じ春の花名所として組み合わせやすく、群馬・栃木の花の旅として定番コースになっている。

つつじが岡公園【まとめ】

つつじが岡公園は推定樹齢800年の古木が今も花を咲かせるという、日本どころか世界でも類を見ない場所です。
国指定名勝・歴史公園100選・日本遺産と三つの称号が示すように「単なる花の名所」とは異なる歴史的・文化的な重みがあります。

春のつつじまつりは館林市最大のイベントとして毎年数十万人が訪れ、2026年からは入園料の新料金体系も導入されました。
花のシーズン以外も、ハスまつり・花菖蒲まつり・白鳥飛来と、城沼と公園が一体となった四季の楽しみ方があります。最新の開花情報・入園料・イベントは館林市つつじが岡公園公式サイトで必ずご確認ください。