◎「日本の空はここから始まった」——所沢航空記念公園で大空の歴史と緑の中に飛び込む


埼玉県所沢市にある県営所沢航空記念公園は、1911年(明治44年)に日本初の公式飛行場「所沢飛行場」が開設された地に整備された、約50ha(東京ドーム約11個分)の広大な県営公園です。
「日本の航空発祥の地」として歴史的に深い意味を持つこの場所は1978年4月に公園として開園して以来「航空公園」の愛称で所沢市民に親しまれてきました。

航空公園駅東口の目の前に鎮座する国産旅客機YS-11の実機展示、記念館前に展示される大型輸送機C-46の堂々とした姿——飛行機ファンでなくてもその迫力に思わず立ち止まってしまいます。
広大な芝生広場でのピクニック、野球場・テニスコートでのスポーツ、日本庭園と茶室でのひと息、ドッグランでの犬の散歩と、目的を問わず一日中楽しめる総合公園です。

毎年春に開催される「所沢航空発祥祭」は、飛行機展示・展示飛行・JAL/ANAブース・パイロット体験が揃う一大航空イベントとして過去8万人以上が訪れた人気行事です。鉄道駅から徒歩すぐという好アクセスも相まって、埼玉西部を代表するファミリーパークとなっています。

🌿 基本情報(2026年現在)

  • 正式名称:県営所沢航空記念公園
  • 愛称:航空公園
  • 所在地:〒359-0042 埼玉県所沢市並木1-13
  • 電話:04-2998-4388(管理事務所) FAX:04-2995-4278
  • 面積:約50ha(東京ドーム約11個分)
  • 開園時間:公園部分は常時開放
  • 休園日:年末年始・点検日
  • 入園料:無料(一部施設・イベントは有料の場合あり)
  • 駐車場:約580台(南・東・北など複数箇所)。2時間まで無料、以降1時間100円。24時間営業
    • ※所沢航空発祥記念館リニューアル工事に伴い、記念館横の駐車場は2027年3月末まで閉鎖中
  • 公式X(旧Twitter):@tokotokopark
  • 公式Instagram:@kokuu1978

🚃 アクセス

  • 電車(最寄り・西武線):西武新宿線「航空公園駅」東口から徒歩1〜5分。駅名が「航空公園」で、東口を出ると目の前にYS-11が展示されているのですぐわかる。都市部の公園としては最高レベルのアクセス
  • 車:関越自動車道「所沢IC」から国道463号経由で約6km・約15〜20分
  • 駐車場:2時間まで無料・以降1時間100円(24時間営業)。航空発祥祭などの大型イベント時は周辺が大変混雑するため、電車での来園を強く推奨

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✈️ 主な見どころ・施設

✈️ YS-11(国産旅客機・駅前展示)

  • 航空公園駅東口を出た瞬間、目の前に現れる国産旅客機YS-11の実機。「輸送機設計研究協会」の頭文字を取った名前の通り、日本悲願の国産旅客機として1962年に初飛行し日本の空を飛び続けた名機
  • 展示されているのは1969年製造の機体で、1997年まで実際に就航し総飛行回数58,243回という記録を持つ。最後の日本に飛んだ後に航空公園へ移設されたもの
  • 通常は外観見学のみだが、年に数回機内公開が実施される。日程は所沢航空発祥記念館の公式サイトで告知される

✈️ C-46(大型輸送機・記念館前展示)

  • 所沢航空発祥記念館の前に展示されている大型輸送機C-46。自衛隊で実際に活躍した機体で、独特のずんぐりとした胴体と大きな翼が間近で見る者に強い印象を与える
  • 正確には電子戦機EC-46として運用された後に輸送型仕様で展示されており、航空機マニアには特に知られた存在

🏛️ 所沢航空発祥記念館【2027年3月末まで長期休館中・リニューアル工事】

  • 1993年(平成5年)開館の航空史専門博物館。1階に実機・ヘリコプター多数・操縦体験シミュレーター、2階に大型映像館を備えた本格的な施設だが、現在は大規模リニューアル工事のため長期休館中
  • 【重要】2025年9月1日〜2027年3月末(予定)まで長期休館中。記念館横の駐車場も同期間閉鎖
  • 休館中もYS-11の公開・ひこうき工作教室・キッズ・チャレンジ倶楽部などの活動は周辺施設で継続中。C1輸送機のコックピット部分も搬入済みで、リニューアル後の展示が楽しみ
  • 最新情報は記念館公式サイト(tam-web.jsf.or.jp)で確認を

🌸 桜とシンボルの放送塔

  • 公園の中央に立つシンボルの放送塔(旧所沢飛行場の管制塔を彷彿とさせる存在)と桜の組み合わせは、航空公園の春を象徴する風景。例年3月下旬〜4月上旬がソメイヨシノの見頃
  • 広大な芝生広場での花見が人気で、BBQスペース(事前予約制)も開設される。お弁当持参でのピクニックも定番の楽しみ方
  • 2025年7月には園内でサクラの植樹も実施され、将来的にさらに桜の本数が増える予定

🍵 日本庭園・茶室「彩翔亭」

  • 公園内の日本庭園に隣接する茶室「彩翔亭」では、呈茶サービス(抹茶と季節の和菓子)が楽しめる。広い芝生や飛行機展示とは対照的な静かなひとときが魅力
  • 茶室での「こどもたちの七夕茶会」(2026年6月開催)など、文化イベントの会場としても使用されている

⚽ スポーツ施設(運動場・野球場・テニスコート)

  • 人工芝運動場(サッカー・ラグビーなど対応)・野球場・テニスコートが揃う本格スポーツ施設。各施設は有料・事前申請が必要
  • スポーツ施設の詳細・申請方法は公式サイトの「各種利用申請」ページで確認を

🐕 ドッグラン・こども広場

  • ドッグランが整備されており、ペット連れ家族に人気。ルールを守って愛犬と存分に楽しめる
  • こども広場には遊具が設置されており、小さな子ども連れのファミリーにも対応している

🎹 PARK PIANO(誰でもピアノ)

  • 公園内に置かれたピアノを誰でも自由に弾ける「PARK PIANO」イベントが定期的に開催されている。公園を訪れた来園者が予告なくピアノを弾く光景が、航空公園らしい自由な雰囲気を生み出している

📅 主なイベント

✈️ 所沢航空発祥祭(春の最大イベント)

  • 毎年4月上旬(例年4月5日頃)に開催される公園最大のイベント。飛行機の地上展示・展示飛行(ホンダジェットなど)・JALおよびANAのブース出展・パイロット体験・音楽ステージ・グルメブースが揃い、過去には約8万人が来場した大規模イベント
  • 航空ファンだけでなく子ども連れのファミリー・鉄道好き(駅名が「航空公園」)まで幅広い層が集まる。イベント時は電車での来園が必須
  • 2026年の詳細は公式サイトおよびX(@tokotokopark)で確認を

🌿 定期イベント・体験プログラム

  • ヨガ教室(ほんわかヨガ・リフレッシュヨガ):春・秋の毎月第二水曜日・第三土曜日に開催。要事前申込
  • いきものガイドウォーク:公園の生き物を専門ガイドと一緒に観察するプログラム。2026年は毎月開催(要事前申込)
  • 鳥の巣箱プロジェクト「鳥の巣を作ろう!」:自然を感じる工作体験イベント(2026年6月開催)
  • バーチャル!さいたまの公園ロゲットカード:公園内を回ってロゲットカードを集めるウォーキングイベント(2026年6月〜)
  • 市民文化フェア・所沢市民フェスティバル:秋の恒例イベントとして公園内で開催

🍃 四季の楽しみ方

  • 春:3月下旬〜4月上旬の桜シーズンに放送塔を背景にした花見が公園の春のクライマックス。BBQスペース(予約制)も開設される。4月上旬の航空発祥祭は公園が最も賑わうシーズン。
  • 夏:広大な芝生広場で木陰を探してピクニック。ドッグランや公園内の散策、いきものガイドウォークなど夏の自然体験が充実。記念館は休館中だが工作教室などのイベントが継続。
  • 秋:紅葉と澄んだ空気の中でスポーツやジョギングが最適の季節。市民フェスティバルなどの秋イベントで公園が賑わう。航空公園は秋の空と飛行機の展示が特によく映える。
  • 冬:静かになった広い芝生広場と飛行機展示だけを独り占めする贅沢な散策。茶室「彩翔亭」で温かい抹茶を楽しみながら、日本の航空の夜明けに思いを馳せるのもいい。

💡 訪問のポイント

  • 「航空公園駅」から徒歩すぐが最大のメリット:西武新宿線「航空公園駅」東口を出ると即座にYS-11が見えるほどの距離。所沢IC(車で15〜20分)に比べ、電車の方が断然アクセスが楽。イベント時は特に電車一択。
  • 記念館は2027年3月末まで休館中:大規模リニューアル工事のため2025年9月1日から長期休館。記念館横の駐車場も閉鎖中。記念館見学が目的の場合は2027年4月以降に再訪しよう。休館中もYS-11公開や工作教室などは継続中。
  • 花見BBQは事前予約を:桜シーズンに開設されるBBQスペースは事前予約制。詳細は公式サイトで確認してから計画しよう。
  • スポーツ施設は事前申請が必要:野球場・テニスコート・人工芝運動場はすべて事前申請制。当日の飛び込み利用は難しいため、スポーツ目的なら公式サイトの「各種利用申請」ページを事前に確認しよう。
  • ペットはドッグランを活用:公園内にドッグランが整備されており、ペット同伴での来園に対応している。ただし公園全体のルールも確認してから来園しよう。
  • イベント情報は公式X・Instagramで事前確認:ヨガ教室・いきものガイドウォーク・工作教室などは事前申込が必要なものが多い。公式X(@tokotokopark)と公式Instagram(@kokuu1978)で随時告知されているため、定期的にチェックしよう。

県営所沢航空記念公園【まとめ】

県営所沢航空記念公園は、日本の航空史の幕が開いた地に広がる、歴史と自然とレジャーが融合した埼玉を代表する公園です。入園無料・駐車場2時間無料・西武線駅徒歩すぐという好条件で、日常の散歩から大型イベント観覧まで年中活躍できます。
航空発祥記念館は2027年春のリニューアルオープンに向けて工事中ですが、YS-11・C-46の屋外展示は引き続き楽しめます。春の航空発祥祭は一度は訪れてほしい体験です。

最新のイベント情報・施設情報は所沢航空記念公園公式サイトでご確認ください。