◎金沢近郊に広がる里山の楽園──石川県森林公園で満喫する、森林セラピーと本格アウトドア体験


石川県河北郡津幡町、金沢から車で約20~30分の距離にある石川県森林公園は、面積約1,150万平方メートル(東京ドーム約246個分)という圧倒的なスケールを誇る大規模森林公園です。
津幡町市街地北部の丘陵地から三国山にかけて広がる自然林をそのまま生かし、四季折々の里山の風景を楽しみながら、森林浴やスポーツ、体験学習、キャンプまで幅広く楽しめる公園として親しまれています。

石川県政100周年記念事業として1973年(昭和48年)に開園し、2023年(令和5年)には開園50周年を迎えました。同年5月には歌手のMISIAさんが名誉園長に就任し、生物多様性や人間の多様性を大切にする、誰もが親しみやすいインクルーシブな公園づくりが進められています。兼六園のような都市型庭園とは対照的に、本格的な里山の自然にどっぷり浸れるのがこの公園ならではの魅力です。

この記事では、石川県森林公園の見どころや利用案内、そして車で訪れる方のためのアクセス・駐車場情報まで、詳しくご紹介します。

石川県森林公園の歴史と特徴

石川県森林公園は、石川県政100周年記念事業の一環として1971年(昭和46年)10月に設置が決定され、翌1972年(昭和47年)3月の基本計画をもとに整備工事に着手、1973年(昭和48年)5月に開園しました。
園内には、クヌギ・コナラを中心とした広葉樹林に混じってスギ・アカマツなどの針葉樹人工林が点在し、生育する植物は数百種におよぶといわれています。丘陵の谷間には「かも池」「みかど池」といった池もあり、緑と水が調和した豊かな自然環境が広がっています。

2013年(平成25年)3月には、森林浴効果を科学的に計測・評価する「森林セラピー基地」として、津幡町・里山の森と湖「石川県森林公園」の名で認定を受けました。園内には歩きやすく景観に優れた5本の「森林セラピーロード」が整備されており、ガイド付きの森林浴コースウォークなど、癒やし効果を実感できる体験プログラムも用意されています。

2023年の開園50周年にあわせて、アスレチックやバーベキュー場、インフォメーションセンターがリニューアルされたほか、2024年4月には新たに「いしかわ動物愛護センター」がオープン。同年7月には屋内木育施設「もりのひみつきち」がオープンするなど、施設の充実が続いています。なお、2025年から2026年にかけては、バーベキュー場・アスレチック、森のレストラン、森林動物園、「MISIAの森」などが順次リニューアルオープンしており、訪問前に営業状況を公式サイトで確認しておくと安心です。

基本情報

  • 名称:石川県森林公園(いしかわけんしんりんこうえん)
  • 所在地:石川県河北郡津幡町字津幡エ14
  • 面積:約1,150万平方メートル(東京ドーム約246個分)
  • 開園:1973年(昭和48年)5月(石川県政100周年記念事業)
  • 開園時間:8:30~17:00(動物園駐車場は16:00まで)、施設ごとに利用時間が異なる場合あり
  • 休園日:無休(12月29日~1月3日を除く)
  • 入園料:無料(フィールドアスレチックなど一部施設は有料)
  • 森林セラピー基地認定:2013年(平成25年)3月
  • 問い合わせ:森林公園インフォメーションセンター「わくわく森林ハウス」(TEL:076-288-6449)

アクセス

  • JR本津幡駅から車で約5分
  • 北陸自動車道・金沢東ICから車で約20分
  • 金沢市内から車で約20~30分
  • JR七尾線・中津幡駅から徒歩約35分
  • JR七尾線またはIRいしかわ鉄道線・津幡駅から津幡町営バス「緑が丘線」で「森林公園南口」バス停下車 ※このバス停は冬期間(12月~3月)運休

石川県森林公園は東京ドーム約246個分という広大な敷地を誇り、インフォメーションセンター、フィールドアスレチック、バーベキュー場、三国山キャンプ場など、見どころが園内の各所に点在しています。公共交通機関のバス便は冬季運休となる区間もあるため、車で訪れれば天候や季節を問わず自由にアクセスでき、目的の施設まで効率よく移動できます。金沢市街地からも近いため、日帰りの自然体験にもぴったりです。

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🚗 駐車場情報

  • 収容台数:園内に無料駐車場が整備されており、合計で約1,400台収容できるとされています。
  • 料金:無料。
  • 利用時間:8:30~17:00(動物園に近い駐車場は16:00まで)。
  • 配置:広大な敷地のため、インフォメーションセンター、フィールドアスレチック、バーベキュー場、動物園、三国山キャンプ場など、各エリアの近くにそれぞれ駐車場が分散して整備されています。
  • バリアフリー対応:AED(自動体外式除細動器)が園内に配備されているほか、ユニバーサルデザインへの配慮も進められています。

目的の施設に応じて近い駐車場を選ぶのがおすすめです。特にゴールデンウィークや紅葉シーズン、バーベキュー場が賑わう夏場の週末は混雑することもあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。動物園エリアの駐車場は16:00で締め切られるため、動物園を目的にする場合は時間配分に注意してください。

見どころ

石川県森林公園は広大な敷地に多彩な施設が点在しており、自然体験からアクティビティ、学びの場まで一日では回りきれないほどの見どころが詰まっています。

🌲 森林セラピーロード・森林浴コースガイドウォーク

  • 2013年に「森林セラピー基地」として認定された公園には、歩きやすく景観に優れた5本の森林セラピーロードが整備されています。
  • ガイドと一緒に歩きながら森林浴を楽しむ「森林浴コースガイドウォーク」など、科学的にも癒やし効果が実証されたプログラムを体験できます。
  • クヌギやコナラを中心とした広葉樹林と、スギ・アカマツの人工林が織りなす、変化に富んだ里山の景観を楽しめます。

🏃 フィールドアスレチック

  • 子供から大人まで楽しめる本格的なアスレチックコースで、2023年の開園50周年にあわせてリニューアルされました。
  • 体を思い切り動かしながら自然の中で遊べる、家族連れに人気のスポットです。

🪵 屋内木育施設「もりのひみつきち」

  • 2024年7月にオープンした比較的新しい施設で、木を使った遊びや体験を通じて自然と触れ合える屋内型の木育スペースです。
  • 絵本の読み聞かせや手遊び、ふれあい遊びなどのイベントも開催されており、小さな子供連れでも楽しめます。
  • 雨の日でも楽しめる屋内施設なので、天候に左右されず訪れられるのも魅力です。

🐾 いしかわ動物愛護センター・森林動物園

  • 2024年4月にオープンした「いしかわ動物愛護センター」をはじめ、動物とふれあえるエリアが整備されています。
  • 動物園エリアは開園時間が16:00までと他のエリアより短く設定されているため、訪れる際は時間配分に注意しましょう。
  • 営業状況は時期によって変わることがあるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。

🔥 バーベキュー場・デイキャンプ場

  • 手ぶらでも楽しめるバーベキュー場やデイキャンプ場が整備されており、自然の中での食事やアウトドア体験ができます。
  • 「森のレストラン」も営業しており、バーベキュー以外の食事を楽しみたい方にもおすすめです。
  • 利用期間はおおむね春から秋が中心となるため、訪問前に営業期間を確認しましょう。

⛺ 三国山キャンプ場

  • 本格的なキャンプが楽しめる三国山キャンプ場は、公園のシンボルでもある三国山の自然を存分に味わえるエリアです。
  • デイキャンプだけでなく宿泊を伴うキャンプにも対応しており、じっくり自然と向き合いたい方におすすめです。

💧 かも池・みかど池

  • 丘陵の谷間に位置する「かも池」「みかど池」は、緑と水が調和した美しい景観を作り出しています。
  • 池の周辺では野鳥や水辺の生きものの観察も楽しめ、静かな散策にぴったりのスポットです。

🌳 MISIAの森

  • 2011年にスタートした「MISIAの森プロジェクト」の活動拠点で、生物多様性の啓発を目的とした植樹イベントなどが行われてきたエリアです。
  • 2023年には歌手のMISIAさんが公園の名誉園長に就任し、人と自然、そして人と人の多様性を大切にする公園づくりが進められています。
  • 一時期は保全のため散策が制限されていましたが、順次再開が進められているため、最新の状況は公式サイトで確認しましょう。

ℹ️ インフォメーションセンター「わくわく森林ハウス」

  • 公園の拠点となる施設で、展示や休憩スペースのほか、学習ホール(要事前予約)やウッドバーニング体験なども行われています。
  • 公園を訪れたら、まずはここで園内マップや最新のイベント情報を確認するのがおすすめです。

四季の楽しみ方

  • :新緑が芽吹き、森林セラピーロードの散策が特に気持ちよい季節です。
  • :バーベキュー場やデイキャンプ場が賑わい、木陰での森林浴が涼を運んでくれます。
  • :数百種ともいわれる植物が紅葉に彩られ、静かな里山の秋を感じられます。
  • :雪景色の中で静けさを味わえますが、一部のバス路線が運休になるなど、公共交通機関の利用には注意が必要です。

訪問アドバイス

  • 広大な公園のため、事前に目的の施設を決めてから訪れるのがおすすめです。1日で全て回るのは難しいため、優先順位を決めておきましょう。
  • 服装・持ち物は歩きやすい靴が基本です。里山の自然の中を歩くため、季節によっては虫除け対策もしておくと安心です。
  • 施設ごとの利用時間に注意しましょう。動物園エリアの駐車場は16:00までと他のエリアより早く閉まります。
  • 最新の営業状況を確認しましょう。バーベキュー場やアスレチック、森のレストラン、動物園、MISIAの森などは時期によってリニューアルや一時休業が行われることがあるため、訪問前に公式サイト(https://forestpark-ishikawa.jp/)でチェックするのが安心です。
  • 冬季の公共交通機関を利用する場合は、「森林公園南口」バス停が12月~3月に運休となる点に注意しましょう。
  • 森林セラピー体験を希望する方は、ガイドウォークなどのプログラムを事前に確認・予約しておくとより充実した体験ができます。

石川県森林公園【まとめ】

石川県森林公園は、金沢近郊にありながら本格的な里山体験ができる、県内でも屈指の規模を誇る大型自然公園です。兼六園のような都市型庭園とは対照的に、森林セラピーロードでの散策やフィールドアスレチック、キャンプ、動物とのふれあいまで、自然にどっぷり浸って一日を過ごせるのがこの公園ならではの魅力です。
約1,400台収容の無料駐車場が整備されているため車で気軽にアクセスでき、施設ごとの利用時間にあわせて効率よく園内を巡れます。

開園状況やイベントの最新情報については、必ず公式サイトでご確認のうえ、里山散策のプランにお役立てください。