◎白鳥おじさんの声が響く冬の絶景!「瓢湖水きん公園」で出会う渡り鳥と四季の花
新潟県阿賀野市にある「瓢湖水きん公園(ひょうこすいきんこうえん)」は、江戸時代に造られた灌漑用ため池「瓢湖」を中心に整備された自然公園です。日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功した場所として全国的に知られ国の天然記念物にも指定されている、まさに白鳥観察の聖地です。
毎年10月上旬になるとシベリアから白鳥がやって来て11月下旬のピーク時には5,000羽を超える大群が瓢湖を埋め尽くします。ラムサール条約登録湿地としても知られ、五頭連峰を背景に白鳥やカモが羽を休める風景は、新潟県を代表する冬の絶景の一つです。
冬の白鳥観察だけでなく、春の桜、初夏のアヤメ、夏のハスなど四季折々の花も楽しめるほかに遊具エリアやクジャク舎もあり、小さな子供連れでも一日中楽しめます。今回は最新情報をもとに、瓢湖水きん公園の魅力をたっぷりご紹介します。
①基本情報
- 住所:新潟県阿賀野市水原313-1
- 開園時間:公園は終日開放。瓢湖観察舎などの観察施設はおおむね9:00〜16:00頃
- 入園料:無料
- 駐車場:市営駐車場など4カ所に約350台分あり(無料)
- 指定区分:国の天然記念物「瓢湖鳥獣生息地」、ラムサール条約登録湿地(2008年登録)、国指定瓢湖鳥獣保護区(2005年指定)
- 連絡先:阿賀野市 公園管理事務所 0250-62-2690
②歴史・特徴
瓢湖は1639年(寛永16年)、灌漑用のため池として完成しました。当時の池の形がひょうたんに似ていたことから「瓢湖」と名付けられたと伝わっています。
1950年(昭和25年)に初めて白鳥が飛来し、1954年(昭和29年)には吉川重三郎氏(通称「白鳥おじさん」)が日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功。この出来事がきっかけで全国的に注目され、同年に国の天然記念物に指定されました。その後も、周辺の豊かな自然を子供たちに残そうと、1971年(昭和46年)からイギリスのスリムブリッジをモデルに水きん公園としての整備が進められ、瓢湖(本池)の周囲に東新池・あやめ池・さくら池が新設されました。2005年には国指定瓢湖鳥獣保護区に、2008年にはラムサール条約登録湿地にも登録されています。
③アクセス
- 電車:JR羽越本線「水原駅」から徒歩約30分、またはタクシーで約5分。
- 車:磐越自動車道「新津IC」から国道460号・49号経由で会津方面へ約15分。
- 路線バスの便もあります。事前に時刻表を確認しておくとスムーズです。
公共交通機関だと本数が限られるため、時間を有効に使いたい方はレンタカーでの訪問もおすすめです。
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④見どころ
🦢白鳥観察と「白鳥おじさん」の餌やり
- 白鳥は毎年10月上旬に第一陣が飛来し、翌年3月下旬頃まで滞在します。11月下旬頃のピークには5,000羽を超えることもあります。
- シーズン中は毎日9時・11時・15時の1日3回、「白鳥おじさん」による餌やりが行われ、「こーい、こーい」の呼びかけに白鳥やカモが一斉に集まる光景は迫力満点です。
- 日中は白鳥の多くが周辺の田んぼへ餌を探しに出かけてしまうため、湖にたくさんの白鳥がいる姿を見たいなら早朝か夕方の来園がおすすめ。特に日の出頃、朝焼けに染まる五頭連峰を背景に白鳥が飛び立つ姿は必見です。
🏠瓢湖観察舎
- 湖畔に設置された観察舎からは、暖かい室内で白鳥をゆっくり観察できます。寒さが厳しい冬場に特に重宝します。
🌸🌺四季折々の花
- 春(4月中旬〜下旬):湖畔にソメイヨシノが咲き誇ります。まだ瓢湖に残っている白鳥と桜が一緒に見られることもあります。
- 初夏(6月上旬〜下旬):面積約1.1haの「あやめ園」で、約170品種30万本のハナショウブが色鮮やかに咲き乱れます(品種数・本数は資料により差異あり)。
- 初夏(6月中旬〜下旬):あやめ園周辺ではアジサイも見頃を迎えます。
- 夏(7月下旬〜8月下旬):ハスの花が湖面を彩ります。
🐦野鳥観察・自然散策
- 白鳥のほか、オオハクチョウ・コハクチョウに加え、ヒドリガモやマガモ、オナガガモ、カルガモ、キンクロハジロなど多くのカモ類、アオサギやダイサギなどのサギ類も観察できます。
- 五頭連峰を背景にした湖畔の景色は散策や写真撮影にも最適です。遊歩道が整備されているのでのんびり歩くのもおすすめです。
🎠遊具エリア・その他施設
- 白鳥をモチーフにした滑り台や砂場、コンビネーション遊具のある「白鳥公園」エリアがあり、小さな子供連れでも楽しめます。
- クジャク舎があり、白鳥やカモだけでなくクジャクの姿も見られます。
- 東屋や休憩スペース、野外ステージなども整備されています。
⑤イベント情報
🦢白鳥の餌やり(冬季毎日開催)
- 10月上旬〜3月下旬頃のシーズン中、毎日9時・11時・15時の3回、白鳥おじさんによる餌やりを見学できます。
🌸観桜会・🌺あやめまつりなど季節イベント
- 桜の見頃にあわせた観桜会や、初夏のあやめまつりなど、季節ごとのイベントが開催されます。
イベントの開催時期や内容は年によって変わるため、訪問前に阿賀野市や観光協会の公式サイトで最新情報をご確認ください。
⑥四季の楽しみ方まとめ
- 春:湖畔を彩る桜と、まだ残っている白鳥の共演が楽しめる季節です。
- 夏:あやめ園のハナショウブやハスの花が見頃を迎え、緑豊かな湖畔散策にぴったりです。
- 秋:10月上旬から白鳥が飛来し始める、渡り鳥観察のスタートシーズンです。
- 冬:11月下旬にピークを迎える白鳥の大群が見どころ。餌やりの様子や早朝・夕方の飛翔シーンは必見です。
⑦訪れる際のアドバイス
- 観察のベストタイム:日中は白鳥の多くが周辺の田んぼへ出かけてしまうため、たくさんの白鳥を見たいなら早朝か夕方がおすすめです。
- 防寒対策必須:白鳥のピークシーズンは真冬にあたるため、しっかりとした防寒着を用意しましょう。
- 餌やりの時間をチェック:白鳥おじさんによる餌やりは9時・11時・15時の1日3回。このタイミングに合わせて訪れると、白鳥が集まる迫力あるシーンを見られます。
- 公共交通機関の本数に注意:水原駅から徒歩30分とやや距離があり、バスの本数も限られるため、事前に時刻表を確認するか、レンタカーの利用も検討しましょう。
- 観察舎の活用:真冬の観察は冷え込みが厳しいため、暖かい瓢湖観察舎を積極的に利用するのがおすすめです。
- 花のシーズンも見逃さずに:白鳥のイメージが強い公園ですが、初夏のあやめ園や夏のハスなど、季節ごとの花も見応え十分です。
瓢湖水きん公園【まとめ】
瓢湖水きん公園は、日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功した歴史ある場所であり、冬には5,000羽を超える白鳥が飛来する全国屈指の観察スポットです。
白鳥おじさんの餌やりや五頭連峰を背景にした幻想的な風景はもちろん、春夏秋それぞれの花や遊具エリアも充実しており、一年を通して家族で楽しめる公園です。
白鳥の飛来状況や最新のイベント情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
- 投稿タグ
- 阿賀野市 公園