◎3つの池をピンクに染める桜の名所──三ツ池公園で2ヶ月間つづく花見を楽しむ


横浜市鶴見区の丘陵地に静かに広がる三ツ池公園(みついけこうえん)は「日本さくら名所100選」に選ばれた神奈川屈指の花見スポットです。その名の通り、江戸時代に農業用水のため池として造られた上・中・下の3つの池を、豊かな樹林と78品種・約1,600本ものサクラが取り囲んでいます。2月中旬の寒桜から4月中旬の八重桜まで、実に約2ヶ月間にわたって花見を楽しめるのが最大の魅力です。

面積は約29.7ha(公式資料によっては約40haとも記されることもあります)と広大で、起伏に富んだ地形を生かした散策コース、コリア庭園、テニスコートや野球場などの運動施設、夏季限定のプールなど、桜シーズン以外も充実した総合公園です。「かながわの公園50選」にも名を連ねており、地元の鶴見区民から遠方の花見客まで、年間を通じて多くの人に愛されています。

この記事では、三ツ池公園の桜の見どころ・さくらまつり情報・アクセス・施設情報を詳しくまとめました。お花見の計画に役立ててください。

🗂️ 基本情報

  • 正式名称:神奈川県立三ツ池公園(かながわけんりつ みついけこうえん)
  • 所在地:神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
  • 種別:神奈川県立総合公園
  • 面積:約29.7ha(起伏を含む丘陵地)
  • 開園時間:24時間開放(パークセンターは8:30〜17:00、年末年始休)
  • 入園料:無料(プール・運動施設は有料)
  • 電話:045-581-0287(三ツ池公園パークセンター)

🚃 アクセス

  • JR鶴見駅西口から臨港バス「07系統 三ツ池公園」行きに乗車、「公園正門」バス停下車すぐ(所要約15分)
  • JR鶴見駅西口から横浜市営バス6・67・104系統で「三ツ池公園北門」下車、徒歩約3分
  • 新横浜駅から横浜市営バス6・104系統「鶴見駅西口」行きで「三ツ池公園北門」下車、徒歩約3分(遠方からのアクセスに便利)
  • 車:首都高速神奈川7号横浜北線「岸谷生麦IC」から約8分(約3.8km)

桜まつり期間中はバスの混雑・遅延が見込まれます。時間に余裕をもってお越しください。正門から入ると眼前に池と桜の景色が広がるのでおすすめです。

▼楽天トラベルのレンタカーで横浜・鶴見エリアをドライブ
[PR]

楽天トラベル(レンタカー)

🚗 駐車場情報

  • 正門駐車場:約50台。コリア庭園・芝生広場・ジャンボ滑り台に近い
  • 北門駐車場:約90台。多目的広場・野球場・テニスコート・遊びの森・プールに近い
  • 駐車料金(普通車):通常期(3/16〜11/15の毎日 / 1/5〜3/15と11/16〜12/27の土日祝)=1日510円 / 繁忙期(3/16〜4/15、4/29〜5/5)=1日830円。バイクは無料
  • さくらまつり期間中:普通車830円/回、大型車1,250円/回。交通系ICカード・クレジットカードも利用可
  • 桜シーズン(特に土日)は平日の午前中から満車になることが多い。公共交通機関の利用を強くおすすめ。周辺の予約制コインパーキング(akippa・特P等)の活用も有効

🌸 最大の見どころ:桜

🌸 78品種・約1,600本──横浜随一の桜コレクション

  • 神奈川県の公式発表では78品種・約1,600本の桜が植栽されており、「日本さくら名所100選」に選定されている
  • 2月中旬の寒桜(カンザクラ)を皮切りに、河津桜・椿寒桜・枝垂れ桜・ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)・大寒桜・ソメイヨシノ・ウコンザクラ・八重桜と、品種ごとに時期をずらしながら約2ヶ月間にわたって開花が続く
  • ソメイヨシノは例年の関東開花予想より1〜2日遅れる傾向がある(公園の地形が谷状のため)
  • 上・中・下の3つの池の水面に映り込むピンクの桜は、「池桜」とも呼べる三ツ池公園ならではの絶景。風のない穏やかな日は水鏡のように池がピンク色に染まる
  • 「冒険の森」エリアにある大きな枝垂れ桜(しだれざくら)は例年3月下旬に満開となり、ひときわ見応えがある
  • メジロやヒヨドリなどの野鳥が花蜜を求めて飛び回る様子も春の風物詩。カメラを持った野鳥ファンも多く訪れる

🗓️ 主な桜の見頃カレンダー(目安)

  • 2月中旬〜下旬:寒桜(カンザクラ)・南門「滝の広場」周辺で開花スタート
  • 3月上旬〜中旬:河津桜(「花の広場」)・椿寒桜・修善寺寒桜・大漁桜が見頃
  • 3月下旬〜4月上旬:ソメイヨシノが見頃のピーク。ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)も同時期に開花。最も混雑する時期
  • 4月上旬〜中旬:八重桜・ウコンザクラなどの遅咲き品種が順次開花。人混みが落ち着いてくる穴場タイム

📅 さくらまつり2026

🌸 さくらまつり2026 開催概要

  • 開催期間:2026年3月16日(月)〜4月15日(水)
  • 入場:無料(公園は24時間開放)
  • 桜見頃マップ:まつり期間中、パークセンターで配布。品種ごとの見頃ゾーンが一目でわかる
  • キッチンカー:土日祝日を中心に5〜6台が出店。平日も混雑ピーク時期には3台程度出店する場合あり(2025年実績)。固定の下ノ池売店(火・木定休)も営業
  • ライトアップは実施されていないが、園内の街灯により夕暮れ時も桜鑑賞は可能
  • 最新の桜の開花状況は三ツ池公園公式X(旧Twitter)で随時更新される

🌿 その他の施設・見どころ

🇰🇷 コリア庭園

  • 神奈川県と韓国・京畿道(キョンギド)との友好提携を記念して造られた本格的な韓国庭園
  • 伝統的な建築様式・石積み・植栽が配された異国情緒あふれる空間。鶴見区の国際的な文化背景を反映している
  • 桜シーズン以外も静かで趣のある散策スポットとして人気

🎢 子ども向け遊具・遊びの森

  • 公園西側の「遊びの森」にはアスレチック遊具・スプリング遊具・自然の斜面を活かしたロングスライダーがあり、小さな子どもも大はしゃぎ
  • 南西エリアのジャンボ滑り台は横長ワイドな設計で一度に大勢が滑れる人気スポット。正門駐車場から近い
  • 「水の広場」では小さな子どもでも水遊びが楽しめる

🏊 夏季プール

  • 25mプール・スワン型幼児プール・カエル型幼児プールの3種類
  • 開設期間:7月第2土曜日〜8月31日
  • 開場時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
  • 入場料:子ども(1歳〜小学生以下)110円・おとな(中学生以上)310円。事前予約不要
  • プールシーズン終了後も水を抜かずにトンボの産卵場所として保全。毎年6月にはボランティアによるヤゴ救出イベントが開催される

🎾 運動施設

  • 軟式野球場・テニスコート・多目的広場(サッカー・ソフトボール等に対応)
  • 利用は事前の「神奈川県施設予約システム」による申込みが必要(プールは申込み不要)
  • 問い合わせ:045-581-0287(三ツ池公園パークセンター)

🐦 野鳥観察・自然散策

  • 樹林・池・草地が複合した環境でメジロ・ヒヨドリ・モズ・ヤマガラなどの野鳥が多く、双眼鏡持参のバードウォッチャーも多い
  • 起伏を活かしたハイキングコースを散策しながら、春はサクラ、初夏はアジサイ、秋は紅葉を楽しめる
  • 桜シーズン以外は人が少なく、ジョギングや朝散歩に最適な静かな公園

🌸 四季の楽しみ方

  • 春(2〜4月):2ヶ月間つづく桜のリレーが最大のハイライト。さくらまつり期間(3月中旬〜4月中旬)はキッチンカーも出て賑やかに。ソメイヨシノ満開の週末は公園全体がピンクに包まれる
  • 夏(7〜8月):緑深い樹林が天然の日よけになり、プール開設で家族連れで賑わう。ヤゴ救出イベントなど自然観察プログラムも楽しい
  • 秋(10〜11月):紅葉が池に映り込む静かな景色が美しい。人が少なくゆったり散策できる穴場シーズン。野鳥観察にも最適
  • 冬(12〜2月):落葉した木々の隙間から池と空が広がり、開放的な景色を楽しめる。2月になると早くも寒桜が咲き始め、春の予感が漂う

💡 訪問者のためのTips

  • 桜の混雑を避けるなら平日の朝か夕方:3月下旬〜4月上旬の土日は開園直後から混雑。特に正門周辺の池沿いは昼前後に最も混む。早朝(6時台)から散策する熱心な花見客もいるほどの人気スポット
  • バス利用が正解:桜シーズンの駐車場は平日でも午前中から満車になることが多い。鶴見駅または新横浜駅からバスが最も確実。帰りのバス停は行列ができるので早めに並ぼう
  • 品種ごとの見頃を事前チェック:公式X(@mitsuikekouen)では開花状況をリアルタイムで発信している。お目当ての桜品種がある場合は事前に確認してから訪問を
  • ソメイヨシノは一般予想より1〜2日遅れる:公園の地形(谷状)の影響で、横浜全体の開花予想日より遅れる傾向がある。早まって行くと「まだ咲いていない」ということも
  • レジャーシートはOK、木の根元はNG:芝生広場などでのシートの使用は可。ただし通路を塞ぐ・植え込みに入る・桜の根元近くに座るのはマナー違反。木の根は繊細なので踏み荒らさないよう注意
  • 周辺の観光と組み合わせるなら:鶴見区はベトナム・中国・韓国など多国籍コミュニティが根付く国際的なエリア。三ツ池公園と合わせて鶴見駅周辺のエスニックグルメを楽しむコースもおすすめ

三ツ池公園【まとめ】

三ツ池公園は、78品種・約1,600本の桜が2月中旬から4月中旬まで約2ヶ月間にわたって咲き継ぐ、横浜随一の「桜コレクション」の公園です。3つの池の水面にピンクが映り込む景色は、「日本さくら名所100選」の名に恥じない格別の美しさ。ソメイヨシノだけでなく珍しい品種の桜を時期をずらして楽しめる点が、他の名所にはない三ツ池公園最大の魅力です。桜シーズン以外も、コリア庭園・遊びの森・夏の低価格プールと充実しており、地域に根差した総合公園として鶴見区民に深く愛されています。

横浜の公園をさらに探すなら神奈川県の公園・庭園一覧もご覧ください。
最新の開花情報・イベント詳細は三ツ池公園公式サイトおよび公式X(@mitsuikekouen)でご確認ください。