◎武蔵野三大湧水池のひとつ!善福寺公園で水辺の散歩を楽しむ
善福寺公園(ぜんぷくじこうえん)は、東京都杉並区善福寺二・三丁目にある都立公園です。善福寺池を中心に整備された風致公園で面積は約8.0ヘクタール。1961年(昭和36年)6月16日に開園し、以来、地元の人たちの散歩やジョギングコースとして親しまれてきました。
井の頭池(井の頭恩賜公園)、三宝寺池(石神井公園)と並んで「武蔵野三大湧水池」に数えられる存在で、23区内とは思えないほど野鳥の声が絶えない場所です。
善福寺池はかつて「遅野井池」とも呼ばれ、江戸時代には神田上水の補助水源として使われるほど水が澄んでいたそうです。源頼朝が奥州征伐の途中でこの地に立ち寄り、水を求めて弓の筈で土を掘ったところ湧水が出たという伝説が「遅の井の滝」に残っています。
日本野鳥の会の創設者・中西悟堂がこのあたりで観察を続けていたというのもこの池の豊かさを物語るエピソードだと思います。
この記事では、善福寺公園の基本情報からアクセス、見どころ、季節の楽しみ方まで、これから訪れる方に役立ちそうな情報をまとめました。
📍基本情報
- 所在地:東京都杉並区善福寺二・三丁目
- 面積:約8.0ヘクタール(80,264㎡前後)
- 開園:1961年(昭和36年)6月16日
- 入園料:無料(ボートなど一部有料施設あり)
- 開園時間:常時開園(24時間)。サービスセンターは通常8:30〜17:30頃、年末年始休業
- 問い合わせ:善福寺公園サービスセンター 03-3396-0825
- 1930年(昭和5年)に風致地区の指定を受け、自然環境が保全されてきました
- 犬連れでの散策も可能です(リード必須)
🚗アクセス・駐車場
- JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から関東バス「南善福寺」行きで「善福寺公園前」下車すぐ
- JR中央線「西荻窪駅」から関東バス・西武バス「上石神井駅」行きなどで「善福寺」下車、徒歩約5分
- 西武新宿線「上石神井駅」からバス「善福寺」下車、徒歩約5分
駐車場について
- 善福寺公園には駐車場がありません。公式サイトでも明記されているので、車での来園を考えている場合は事前の準備が必要です
- 駐輪場は用意されているので、自転車での来園なら特に困ることはなさそうです
- 周辺には民間のコインパーキングが点在していて、公園から徒歩5分圏内にもタイムズやリパークなどの時間貸し駐車場がいくつか見つかります。24時間最大料金が700〜880円程度に設定されているところが多いようです
- 桜のシーズンや紅葉の時期は近隣の住宅街に路上駐車をする人も見かけますが、周辺は生活道路なのでトラブルのもとになりかねません。コインパーキングを事前に調べておくか、バスを利用したほうが気持ちよく過ごせると思います
善福寺公園は駅からバス利用が基本の立地ですが、杉並区から練馬・武蔵野方面へと足をのばし、石神井公園や井の頭恩賜公園まで武蔵野三大湧水池を巡る計画があるなら、車があると一気に効率が上がります。楽天トラベル(レンタカー)を借りておけば、公園そのものは徒歩や自転車で回りつつ、移動の部分だけ車に任せるという使い方もできます。
🌿善福寺公園の見どころ
🚣上の池とボート場
- 公園の北側に広がる上の池は、二つの中島を持つ開けた水面が特徴です。大きいほうの島には市杵嶋神社(弁財天)が祀られています
- ボート場があり、ローボート(大人3人まで、30分ごとに800円)、サイクルボート(大人2人・小人1人まで、30分ごとに1,000円)、アニマルボートといった種類から選べます。土・日・祝日を中心に営業していて、12月〜2月末は冬季休業です
- 池のほとりにはアジサイやフヨウが植えられていて、初夏には青紫とピンクの花が次々と咲きます
- 水鳥観察にも向いていて、カモやカイツブリの姿を間近で眺められる時間帯も多いです
🌸下の池
- 下の池は半分以上がアシなどの水生植物で覆われていて、上の池とはがらりと雰囲気が変わります
- 美濃山橋の近くにはピンク系のスイレンが咲き、緑一色の景色に彩りを添えてくれます
- 周辺の樹林はうっそうとしていて、上の池より野趣に富んだ空気を味わえるのがこちらの魅力です
💧遅の井の滝
- 源頼朝の伝説が残る、復元された湧水の滝です。文治5年(1189年)、奥州征伐の途中で水を求めて弓の筈で地面を掘ると水が湧き出た、という言い伝えがこの名の由来になっています
- 現在はポンプによって水が循環されていますが、伝説を知ってから眺めると、ただの滝以上の趣を感じられるはずです
💦遅野井川親水施設
- 平成30年(2018年)に整備された、上の池と下の池を結ぶ水路です
- 水遊びができる浅瀬になっていて、夏場は子どもたちが水に足を浸して遊ぶ姿がよく見られます
- 着替えを持って訪れれば、ちょっとした水遊びスポットとしても活躍してくれます
🐦バードウォッチングの聖地
- カモ、カイツブリ、バン、ダイサギ、カワセミなど、年間で約50種類もの野鳥が観察できるといわれています
- 日本野鳥の会の創設者・中西悟堂がこの近くに住み、実際に観察を行っていたという由縁もある土地です
- 双眼鏡を持った常連らしき方をよく見かけるので、初めて訪れる方も自然と観察の輪に入りやすい雰囲気があります
🎠子供広場・遊具
- 滑り台などの遊具が置かれた子供広場があり、小さな子ども連れの家族にも人気のスポットです
- ゲートボール場もあるので、地元のシニア世代の憩いの場としても機能しています
🌸季節の楽しみ方
- 春:ソメイヨシノやカワヅザクラが咲き誇り、コブシやツツジも見頃を迎えます。こどもの日の前には鯉のぼりが池の上を泳ぐ光景が見られることもあります
- 夏:アジサイ、スイレン、フヨウが次々と咲き、遅野井川親水施設では水遊びを楽しむ子どもたちの声が響きます
- 秋:イチョウやモミジ、メタセコイアが色づき、静かな水面に紅葉が映り込む景色を楽しめます
- 冬:木々が落葉して見通しがよくなる分、野鳥観察には絶好の季節になります
💡訪問のポイント
- 所要時間の目安:上の池から下の池を一周するコースで、だいたい60分前後といったところです
- バリアフリー:車椅子の貸し出しがあり、バリアフリールートも設定されているので、足腰に不安がある方も歩きやすいと思います
- ボートの営業日:ボートは土・日・祝日が基本で、冬季(12月〜2月末)は休業になります。平日に訪れるとボートには乗れないので気をつけてください
- 犬連れの方へ:リード必須ですが、犬連れでの散歩も問題ありません
- 周辺立ち寄り:近くには東京女子大学があり、キャンパスの雰囲気とあわせて散策するのもおすすめです
- アート展開催:「トロールの森」という野外アート展が開催されることもあり、時期が合えば普段とは違った公園の表情を楽しめます
善福寺公園【まとめ】
善福寺公園は、23区内にいることを忘れさせてくれるほど水と緑が豊かな武蔵野三大湧水池のひとつです。
上の池でボートに乗ったり、下の池のスイレンをのんびり眺めたり、年間約50種類という野鳥を探したりと、過ごし方は人それぞれ。同じ武蔵野三大湧水池である井の頭恩賜公園や石神井公園とあわせて巡れば、湧水池ごとの表情の違いも楽しめるはずです。
ボートの営業状況や最新のイベント情報については、公園へ行こう!善福寺公園の公式サイトで確認してから訪れてみてください。
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