◎焼き物の街・笠間に広がる芸術と遊びの楽園——笠間芸術の森公園


茨城県笠間市にある笠間芸術の森公園は「伝統工芸と新しい造形美術」をテーマに掲げた、計画総面積54.6ha・開園面積35.9haという広大な県営公園です。平成4年(1992年)に開園し、以来ずっと笠間焼の聖地にふさわしい文化の発信基地として地元市民から観光客まで幅広い層に親しまれてきました。

公園の広大な敷地には、陶製オブジェが森の中に点在する「陶の杜」、子どもたちが歓声を上げる「あそびの杜」、野外コンサートや大型イベントが開かれる「イベント広場・野外コンサート広場」、スケートボードの国際大会も開催できる国内最大級のスケートパーク「ムラサキパークかさま」、そして東日本初の陶芸専門県立美術館「茨城県陶芸美術館」が揃っています。

毎年ゴールデンウィークに開催される「笠間の陶炎祭(ひまつり)」は、250店を超える陶芸家・窯元・地元販売店が集う県内随一の大陶器市として全国的に有名です。うつわ好き・アート好き・アウトドア好き・スポーツ好き——誰もが自分の目的で楽しめる、笠間ならではの公園といえるでしょう。

🌿 基本情報(2026年現在)

  • 正式名称:笠間芸術の森公園(かさまげいじゅつのもりこうえん)
  • 所在地:茨城県笠間市笠間2345
  • 面積:計画総面積54.6ha・開園面積35.9ha(東京ドーム約11個分)
  • 開園:平成4年(1992年)5月8日
  • 管理:茨城県都市局都市整備課(県営公園)
  • 入園時間:8:30〜17:00
  • 休園日:12月31日・1月1日のみ(年間363日開園)
  • 入園料:公園エリアは無料(茨城県陶芸美術館・ムラサキパークかさまのスケート広場は有料)
  • 駐車場:無料・合計約1,000台(北・東・南の3か所)
    • 北駐車場(大型バス7台):イベント広場・陶芸美術館に最寄り
    • 東駐車場(大型バス3台):あそびの杜・ムラサキパークかさまに最寄り
    • 南駐車場(バス利用不可):陶の杜・陶芸美術館に最寄り
    • ※大型イベント(陶炎祭など)開催時は有料・臨時駐車場の案内あり
  • Wi-Fi:イベント広場・あそびの杜・ムラサキパークかさまエリアでIBARAKI-FREE-WI-FIが利用可能(要ID・パスワード)
  • 問い合わせ:インフォメーションセンター 0296-72-1990 / 笠間市都市計画課 0296-77-1101

🚃 アクセス

  • 電車+バス(水戸・いわき方面):JR常磐線「友部駅」またはJR水戸線「笠間駅」で下車後、かさま観光周遊バスで「工芸の丘・陶芸美術館」下車
  • 電車+バス(東京・小山方面):JR東北新幹線「小山駅」からJR水戸線に乗り換えて「笠間駅」下車→かさま観光周遊バスに乗り換え
  • 笠間駅から徒歩:約40分(距離があるため、バスかレンタサイクル推奨)
  • 笠間駅からレンタサイクル:約10分。笠間駅にレンタサイクルあり。市内観光との組み合わせに便利
  • 車(友部IC):常磐自動車道「友部IC」から国道355号を笠間方面へ約10分(最短ルート)
  • 車(笠間西IC):北関東自動車道「笠間西IC」から国道50号を経由して約25分
  • 駐車場:通常時は無料・約1,000台。陶炎祭など大規模イベント開催時は有料・混雑するため、公式サイトで交通案内を事前確認のこと

バスの時刻表は改定されることがあるため、最新の「かさま観光周遊バス時刻表」は笠間観光協会公式サイト(kasama-kankou.jp)でご確認ください。

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🎨 主な施設・見どころ

🏺 陶の杜(とうのもり)

  • 笠間焼をはじめとする陶製オブジェが森の中に点在する野外展示エリア。散策しながら現代陶芸作品と自然が融合した独特の景観を楽しめる
  • 季節ごとに変わる草木の緑や紅葉と陶のオブジェのコントラストが美しく、写真スポットとしても人気
  • 南駐車場からのアクセスが近い。陶の杜周辺はシバザクラの群生地もあり、春の開花時期には特に見応えがある

🎠 あそびの杜

  • 平成18年(2006年)にオープンした子ども向けの無料遊び場。自然との調和を考えたデザインの遊具が揃い、週末は県内外から多くの家族連れが訪れる
  • 最大の目玉は「県内最大級のローラー滑り台」。大人も思わず乗りたくなるスケールで、長い滑走が気持ちいい
  • 「ふわふわドーム」(利用時間9:30〜16:30)や大型複合遊具、アスレチックも充実。夏には水遊びができる「水辺の広場」もオープン
  • あそびの杜エリアには東駐車場上部からのアクセスが最寄り。おむつ交換台・トイレ完備

🛹 ムラサキパークかさま(スケートパーク)

  • 令和3年(2021年)4月にあそびの杜南側にオープン。コンクリートパークとして国内最大級の4,600㎡を誇り、スケートボードの国際大会も開催できる規模
  • パークゾーン・ストリートゾーン・フラット&ビギナーゾーン・屋内ゾーンなど多彩な構成で、初心者から上級者まで対応
  • スケートボード・BMX・ストライダーのレンタルあり。スケートボードを持っていなくても気軽に体験できる
  • 利用料(スケート広場・1日):平日 一般700円・高校生以下500円 / 土日祝 一般1,100円・高校生以下850円
  • 休憩施設:全日200円。Wi-Fi利用可(IBARAKI-FREE-WI-FI)
  • 管理:株式会社ムラサキスポーツ(指定管理者)

🖼️ 茨城県陶芸美術館

  • 東日本初の陶芸専門県立美術館として公園内に開設。笠間焼を中心に全国の著名な陶芸作家による作品を展示し、特別展・企画展も年間を通じて開催
  • 常設展では現代陶芸の流れを概観できる作品が並び、笠間焼に対する理解と興味が深まる
  • ミュージアムショップも充実しており、笠間焼作品の購入も可能
  • 入館料は展示内容により異なるため、訪問前に公式サイト(tougei.museum.ibk.ed.jp)で確認を

🎵 イベント広場・野外コンサート広場

  • 陶炎祭・新栗まつり・笠間浪漫など笠間を代表する大型イベントの主会場となる広大なイベントスペース
  • 野外コンサート広場では音楽ライブや野外上映会なども開催。緑に囲まれたロケーションが開放的な雰囲気を生み出す
  • Wi-Fi(IBARAKI-FREE-WI-FI)利用可能エリア

🏺 笠間工芸の丘(クラフトヒルズKASAMA)【隣接施設】

  • 公園に隣接する陶芸体験・工芸品販売施設。インストラクターの指導のもと、手びねりやロクロ体験ができる(有料)
  • 「センタープラザ」には笠間焼のギャラリー・地元産品ショップ・飲食スペースが揃い、手ぶらで来ても体験・食事・ショッピングが楽しめる
  • エプロンなど必要なものはすべて施設で用意されているため、準備不要で気軽に陶芸体験が楽しめる

📅 年間イベントカレンダー

🌸 春(4月〜5月)

  • 第45回 笠間の陶炎祭(ひまつり)2026年4月29日(水)〜5月5日(火)9:00〜17:00:笠間市内外から250店を超える陶芸家・窯元・地元販売店が公園イベント広場に集結する、県内随一の春の大陶器市。ライブ・ワークショップ・夜まつり・フードコートも充実し、連日大賑わい。キッズランドではろくろ体験・粘土遊びも楽しめる。入場料:1日500円(18歳以下・障害者無料)、PayPay支払い可
  • ボンマルシェ100人展 in かさま(春・秋開催):クラフト作家100名が集うハンドメイドマーケット。陶芸だけでなく革・布・ガラスなど多彩なジャンルの作品と出会える
  • シバザクラの群生が見頃を迎え、陶の杜エリア一帯がピンクに染まる

☀️ 夏(6月〜8月)

  • あそびの杜の「水辺の広場」が開放され、水遊び目的の家族連れで賑わう
  • 野外コンサートや茨城県陶芸美術館の夏季企画展など、文化イベントが続く
  • 広い芝生広場でピクニックや昼寝をのんびり楽しめる、静かな夏の利用も人気

🌰 秋(9月〜10月)

  • かさま新栗まつり(例年9月最終土日または10月第1土日開催):全国1位の栽培面積・収穫量を誇る茨城の栗の中でも特産地として名高い笠間の栗が主役。生栗・焼き栗・栗スイーツの販売やゲームイベントが催され、家族で楽しめる。2025年(第19回)は10月3日〜5日に開催
  • 笠間浪漫(9月下旬〜10月上旬):陶炎祭と並ぶ笠間秋の大イベント。工芸・アート・音楽・食が融合した秋の文化祭的な催し
  • ボンマルシェ100人展 in かさま(秋開催):春に続き秋にも開催されるクラフトマーケット
  • 公園内の木々が紅葉し、陶の杜の散策が特に美しい季節

❄️ 冬(11月〜翌2月)

  • 人が少ない冬の公園は静寂の中での芸術散策にうってつけ。陶のオブジェと冬枯れの木々のコントラストが独特の美しさを生む
  • 茨城県陶芸美術館では冬の企画展・収蔵品展なども開催されるため、混雑なしでゆっくり鑑賞できる
  • 12月31日・1月1日のみ休園。それ以外は年間を通じて8:30から開園している

🍃 四季の風景まとめ

  • 春:シバザクラが陶の杜を彩り、GWには250店超の陶炎祭で公園全体が熱気に包まれる。笠間焼の魅力を最も濃く体感できる季節。
  • 夏:水辺の広場で水遊びを楽しむ子どもたちの声が響き、野外コンサートが緑の中に音楽を届ける。芝生でのんびりするだけでも気持ちいい開放的な季節。
  • 秋:栗まつりと笠間浪漫が秋の公園を賑やかに彩り、紅葉した木々と陶のオブジェが美しいハーモニーを生む。笠間の食・工芸・自然の三拍子が揃う最充実の季節。
  • 冬:静かな園内で陶の杜をひとり占めするような贅沢な散策を楽しめる。年末年始(12月31日・1月1日)を除いて開園しているので、初詣がてらに立ち寄るのもおすすめ。

💡 訪問のポイント

  • 陶炎祭はとにかく早めの来園を:GW中の250店規模の大陶器市はシーズン最大の混雑イベント。開園前から駐車場待ちの列ができることも。臨時シャトルバスの情報は笠間市公式サイトで要確認。
  • あそびの杜はふわふわドームの時間に注意:大人気のふわふわドームは利用時間が9:30〜16:30と公園閉園より30分早い。子どもと一緒の場合は時間に余裕を持って訪問しよう。
  • ムラサキパークかさまはスケボー初心者にもおすすめ:スケートボード・BMXのレンタルが充実しており、手ぶらで体験できる。ビギナーゾーンもあるので全く初めての方でも安心。
  • 目的地に合わせて駐車場を選ぶ:公園は東京ドーム約11個分の広さがある。あそびの杜・ムラサキパークへは東駐車場、イベント広場・陶芸美術館へは北駐車場、陶の杜へは南駐車場が最寄り。事前にマップを確認しておくとスムーズ。
  • 笠間焼の窯元巡りと合わせた1日コースがおすすめ:笠間市内には多くの窯元や陶芸ギャラリーが点在している。笠間稲荷神社(徒歩圏内)の参拝とともに笠間焼文化をまるごと楽しむ1日コースが人気。
  • 開園時間は17:00まで:他の公園より閉園が早めなので、特に夕方から来園する際は時間に余裕を持って。バスの最終便も早い場合があるため、帰りの交通手段を事前に確認しておこう。

笠間芸術の森公園【まとめ】

笠間芸術の森公園は、日本を代表する陶芸の産地・笠間にしか存在しえない、芸術と自然と遊びが共存する唯一無二の公園です。

国営ひたち海浜公園の圧倒的な花畑体験、偕楽園の歴史的格式、かみね公園の動物園とはまた異なる——笠間焼の薫りが漂う芸術的な雰囲気の中で、子どもはアスレチック・大人は陶芸鑑賞やスケートパーク・家族全員でイベントを楽しめる、ここでしか味わえない体験が待っています。

GWの陶炎祭を目当てに訪れるのもよし、栗まつりの秋でも、静かな冬の散策でも——いつ来ても笠間らしい発見がある公園です。

最新のイベント情報・開園状況は笠間市公式サイト笠間観光協会でご確認ください。