◎七尾湾に浮かぶ海のレクリエーション拠点──能登島シーサイドパークで出会う、のとじま水族館と海の恵み


石川県七尾市、能登島にある能登島シーサイドパークは「のとじま臨海公園」の通称で親しまれる海辺のレクリエーションエリアです。
穏やかな七尾北湾に面し、能登半島近海の生きものを中心に展示する「のとじま水族館」を中心として、海釣り施設やレクリエーション設備が揃った、家族連れに人気の観光スポットです。

能登島の白い砂浜と穏やかな海、豊かな自然に囲まれながら、海の生きものとふれあえる体験型のエリアとして1982年の水族館開館以来、長く親しまれてきました。まずお伝えしておきたいのは、2024年(令和6年)1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、この一帯も大きな被害を受けたということです。水族館は約7か月間の休館を経て同年7月20日に一部営業を再開し、2025年3月22日にはイルカ・アシカショーも復活して、本格的な営業体制に戻っています。
この記事では、現在の状況もあわせてお伝えしながら、能登島シーサイドパークの見どころやアクセス情報をご紹介します。

能登島シーサイドパークの概要と歴史

能登島シーサイドパーク(のとじま臨海公園)の中心施設「のとじま水族館」は1982年に開館し、能登半島近海に生息・回遊する魚を中心に、約500種4万点もの生きものを展示する体験型水族館として発展してきました。臨海公園としては、水族館のほかに海づりセンターやレクリエーション施設が整備され、能登島の自然と海を活かした複合的なレジャーエリアとして親しまれています。

2024年1月1日の令和6年能登半島地震では、ボイラーや循環装置の故障などにより多くの生きものが犠牲となり、イルカなど9種63匹が県内外8都府県の施設に一時避難する事態となりました。水族館は同年7月20日に一部営業を再開し、その後段階的に復旧を進めた結果、2025年3月22日にはイルカショーが復活し、避難していたアシカも帰還。震災から約1年3か月をかけて、ほぼ全面的な営業再開にこぎつけました。能登島周辺の道路事情も徐々に改善しており、地震以降通行止めとなっていた中能登農道橋(ツインブリッジのと)周辺の道路も2025年6月16日に通行が可能になっています。

2026年に入ってからは、これまで展示されていたジンベエザメが死亡し、現在はジンベエザメの展示を休止中です(今後の展示再開については公式サイトでの案内が待たれます)。このように、震災からの復興は着実に進みつつも、展示内容や営業状況は変化が続いているため、訪問前に必ず公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

基本情報

  • 名称:能登島シーサイドパーク(のとじま臨海公園)/のとじま水族館
  • 所在地:石川県七尾市能登島曲町15部40
  • 開館時間:3月20日~11月30日 9:00~17:00(最終入館16:30)/12月1日~3月19日 9:00~16:30(最終入館16:00)
  • 休館日:12月29日~31日
  • 入館料(のとじま水族館):一般(高校生以上)1,890円、中学生以下(3歳以上)510円、3歳未満無料 ※障がい者手帳提示で本人無料
  • 公園エリア:入園無料(水族館・釣り・一部アクティビティは有料)
  • 駐車場:無料、約1,100台
  • 問い合わせ:のとじま水族館(TEL:0767-84-1271)

アクセス

  • 能越自動車道・和倉ICから能登島大橋を渡って車で約20分
  • 金沢市内から車で約1.5時間
  • JR和倉温泉駅から能登島交通バス「のとじま臨海公園」行きで約20~35分(バス所要時間は経路により変動)
  • 小松空港から車でのアクセスも可能
  • 能登島へは能登島大橋または中能登農道橋(ツインブリッジのと)を経由
  • 周辺に和倉温泉、能登島ガラス美術館、能登島ガラス工房などがあり、あわせて訪れやすい立地

能登島シーサイドパークはバスでもアクセスできますが、本数が限られているうえ、能登島内は橋を渡る必要があり、和倉温泉や能登島ガラス美術館など周辺スポットとあわせて回るにはレンタカーが断然便利です。
震災の影響で道路状況が変化した時期もあったため、最新の道路情報を確認しながら自分のペースで能登半島をドライブできるのもレンタカーの魅力です。

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🚗 駐車場情報

  • 収容台数:無料駐車場が約1,100台分整備されており、大型バスにも対応しています。
  • 料金:無料。
  • 身障者用駐車スペース:バス駐車場に併設して設けられていますが、台数に限りがあります。
  • 駐車場から水族館入口まで:階段でのアクセスとなりますが、エレベーターやスロープも利用できます。車いすの無料貸し出しも入口で行っています(台数に限りあり)。
  • 混雑状況:夏休みやゴールデンウィークなど繁忙期は駐車場が混み合うことがありますが、広い敷地に複数の駐車スペースがあり、係員の誘導のもとスムーズに駐車できることが多いようです。

能登島は橋を渡ってアクセスする立地のため、繁忙期は橋やアクセス道路が混雑することもあります。時間に余裕を持って出発し、周辺の和倉温泉や能登島ガラス美術館とあわせて一日プランを組むのがおすすめです。

見どころ

能登島シーサイドパークは、のとじま水族館を中心に、海釣りやレクリエーション施設まで一日たっぷり楽しめる要素が詰まっています。ここでは特に見逃せないスポットを詳しくご紹介します。

🐬 のとじま水族館の展示・ショー

  • 能登半島近海の魚を中心に、約500種4万点の生きものを展示する体験型水族館です。
  • イルカ・アシカショーは2025年3月に復活し、豪快なジャンプやボール・輪投げの曲芸で来館者を楽しませています。
  • マダイが音楽にあわせて泳ぐ「マダイの音と光のファンタジア」や、イワシの群れが作り出す「イワシのビッグウェーブ」など、時間を忘れて見入ってしまうイベントが充実しています。
  • 「ペンギンのお散歩タイム」「アザラシのお食事タイム」など、生きものを間近で観察できるプログラムも人気です。
  • プロジェクションマッピングを常時投影する「のと海遊回廊」や、海の生きものに直接触れられる「ふれあい水槽」も見どころのひとつです。
  • 現在ジンベエザメの展示は休止中です。最新の展示状況は公式サイトでご確認ください。

📖 震災復興の歩みを伝える館内パネル

  • 館内には、令和6年能登半島地震から現在までの復旧の歩みを伝える、職員手作りの解説パネルが展示されています。
  • 避難していた生きものたちが少しずつ戻ってきた経緯や、応援メッセージの展示など、水族館の復興ストーリーを知ることができる貴重な展示です。

🎣 海づりセンター

  • 能登島北部海岸、七尾北湾の穏やかな海上に設けられた桟橋から海釣りを楽しめる施設です。
  • 貸し竿・エサ・釣具の販売もあり、手ぶらで訪れても初心者や家族連れが気軽に釣りを楽しめます。
  • 水族館入館者向けのセット割引もあり、水族館とあわせて訪れるのがおすすめです。
  • 毎月指定の魚種を釣り上げると記念品がもらえるイベントや、条件を満たした魚は水族館の水槽で展示されることもあるユニークな企画も実施されています。
  • 気象警報発令時などは運営を中止する場合があるため、当日の営業可否は事前に電話で確認すると安心です。

🎢 レクリエーション施設

  • 海沿いの景色を楽しめる全長453mのゴーカート場をはじめ、遊具や広場、貸しボートなどのレクリエーション施設が整備されています。
  • 震災の影響で一部施設が休止していた時期もあるため、ご利用の際は現在の営業状況を公式サイトで確認するのがおすすめです。
  • 子供向けの遊具や広場も充実しており、水族館観光の合間に体を動かして遊べます。

🏖 海水浴場・展望エリア

  • 七尾北湾の内海に面した穏やかな海水浴場があり、波が静かで小さな子供連れでも安心して水遊びができます。
  • 砂浜からシャワー・トイレが近いのも家族連れに嬉しいポイントです。
  • 展望エリアからは能登島の穏やかな海と周辺の景色を一望でき、散策やピクニックにも最適です。

🎨 能登島ガラス美術館・ガラス工房(隣接エリア)

  • 能登島シーサイドパークの近くには、世界各国の現代ガラス作家の作品を展示する能登島ガラス美術館があります。
  • 隣接するガラス工房では、吹きガラスの制作見学やグラス作り体験ができ、旅の思い出づくりにぴったりです。
  • いずれも地震の影響で一時休館していましたが、順次営業を再開しています。訪問前に最新の営業状況を確認しておくと安心です。

楽しみ方

  • 家族・子供連れ:水族館のショーや体験プログラム、釣り、遊具を組み合わせれば一日たっぷり楽しめます。
  • 自然・景観:七尾湾の穏やかな海と能登島ならではの景色を、散策やピクニックでゆっくり満喫できます。
  • 季節の楽しみ方:夏は海水浴や水遊びが中心、年間を通じて水族館のショーやイベントがメインの楽しみ方になります。
  • ドライブ拠点:能登半島をめぐるドライブの拠点として便利で、和倉温泉や海鮮グルメと組み合わせるのもおすすめです。

訪問アドバイス

  • 所要時間は、水族館のショーを見ながらゆっくり回る場合で最低3時間、釣りやふれあい体験、食事もあわせて楽しむなら4時間~半日を目安にしましょう。
  • 最新の営業状況は必ず公式サイトで確認しましょう。震災からの復旧に伴い、展示生物やショー、周辺施設の営業状況は変化が続いています。
  • 道路状況にも注意が必要です。能登島へは橋を渡ってアクセスするため、事前に最新の交通情報を確認しておくと安心です。
  • ベビーカー・車いすの無料貸し出しがありますが、台数に限りがあるため、早めの時間帯の利用がおすすめです。
  • ペット同伴での水族館入館はできません(盲導犬・介助犬・聴導犬は入館可能)。
  • 周辺観光との組み合わせもおすすめです。和倉温泉での宿泊や、能登島ガラス美術館・ガラス工房とあわせて訪れれば、能登島エリアを効率よく楽しめます。

能登島シーサイドパーク【まとめ】

能登島シーサイドパーク(のとじま臨海公園)は、能登半島近海の海の生きものと出会える、のとじま水族館を中心とした海のレクリエーションエリアです。
令和6年能登半島地震で大きな被害を受けたものの職員の方々の尽力により段階的に復旧が進み、2025年にはイルカ・アシカショーも復活するなど着実に元の賑わいを取り戻しつつあります。
無料の広い駐車場が整備されているため、レンタカーで能登半島をめぐる旅の拠点としてもおすすめです。

展示状況や営業時間、周辺施設の最新情報については、必ずのとじま水族館の公式サイトでご確認のうえ、能登の旅にお役立てください。