◎桜のトンネルと富山城を望む水辺ーー松川公園


富山県富山市中心部を流れる松川沿いに整備された「松川公園」は、約530本のソメイヨシノが約2.5~3kmにわたって咲き誇ることから「日本さくら名所100選」に選ばれた北陸屈指の桜の名所です。
春には遊覧船から桜のトンネルを眺められることでも有名で、隣接する富山城址公園とあわせて富山を代表する観光スポットとなっています。

桜のシーズンだけでなく、彫刻が並ぶ遊歩道でのウォーキングや、水辺の四季の景色を楽しめるのも松川公園の魅力です。JR富山駅から徒歩約10分という好立地で、富山観光や街歩きの合間にも立ち寄りやすいスポットです。
この記事では、見どころから駐車場の詳細、四季の楽しみ方まで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

基本情報

  • 所在地:富山市本丸・磯部町周辺
  • 入園料:無料
  • 面積:約2.48ha(松川公園)
  • 開園:1956年(昭和31年)
  • 主な施設:遊歩道、ベンチ、彫刻、松川遊覧船乗り場(松川茶屋)

市街地の中心にあり、富山城址公園や富山市役所展望塔などの観光スポットへ徒歩で移動できます。

歴史

現在の松川は、かつて神通川の本流でした。富山市中心部で大きく蛇行していた神通川は度重なる洪水を引き起こしていたため、富山県は1901~1903年(明治34~36年)にかけて流路を直線化する工事を実施。この工事によって生まれた旧河道が、現在の松川として残されました。その後、川沿いは遊歩道として整備され、公園となりました。

桜並木は大正時代から昭和初期にかけて植樹が進められましたが、戦災で多くが焼失しました。現在の桜は戦後に植え直されたもので、1990年には「日本さくら名所100選」に選定されています。松川公園自体は1956年(昭和31年)に開園しました。

🌸 見どころ

🌸 約530本の桜並木

  • 松川公園最大の魅力です。松川沿い(一部いたち川を含む)には約530本のソメイヨシノが植えられ、桜のトンネル、川面に映る桜、富山城との景観など、美しい春の風景を楽しめます
  • 例年の見頃は3月下旬~4月上旬です
  • 「ノーベル街道」とも呼ばれる国道41号線沿いにあり、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が通学の際に歩いたゆかりの地としても知られています

🚤 松川遊覧船

  • 松川公園を訪れたらぜひ体験したいのが遊覧船です。1988年(昭和63年)4月から運航されています
  • 春には「スプリングクルーズ」として運航され、水面から見上げる桜のトンネルや富山城の景観をゆったり眺められます
  • 通常期は7つの橋(登録有形文化財の「桜橋」を含む)をめぐる約30分の「松川・歴史クルーズ」で、船長による神通川の歴史や名産「鱒のすし」の由来などの案内も楽しめます
  • 乗り場は松川茶屋(塩倉橋のたもと)。営業時間は9:00~17:30(12月1日~3月15日は9:00~17:00)、定休日は年末年始(12/29~1/3)です
  • 【重要】2024年の能登半島地震で被災した松川の護岸復旧工事のため、運航期間が変動しています。2026年は工事再開に伴い8月30日頃までの運航となる見込みです。乗船を予定している方は、必ず公式サイトの最新の運航情報をご確認ください

🏯 富山城との景観

  • 松川公園は富山城址公園に隣接しています
  • 遊歩道からは、富山城、お堀、桜並木が調和した景色を楽しめ、富山を代表する撮影スポットとなっています

🚶 水と緑のプロムナード

  • 1981年から進められた「水と緑のプロムナード整備事業」により、川沿いには散策路やベンチが整備されました
  • 春だけでなく、ウォーキング、ランニング、サイクリング、散歩など、市民の日常の憩いの場として利用されています

🎨 彫刻作品

  • 遊歩道沿いには28基の彫刻が設置され、「彫刻公園」としても親しまれています
  • 富山県ゆかりの彫刻家による作品が点在し、散策しながらアートも楽しめます

🌙 夜桜ライトアップ

  • 桜の開花時期には、夜間ライトアップが行われます。2026年は3月25日からライトアップが始まりました
  • ライトに照らされた桜が川面に映り込み、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しめます

🎶 音楽・文化ゆかりの地

  • 明治時代、作曲家の滝廉太郎が当時の富山城内にあった小学校に約2年間通っており、松川べりにゆかりのある人物として知られています
  • 旧神通川の船橋のたもとにあった茶店の名物「鮎のすし」が、後の「鱒のすし」の原型になったとされ、現在も松川沿いの七軒町には鱒のすしのお店が並んでいます

🚗 駐車場のご案内(詳細)

松川公園には専用駐車場がありません。車で訪れる場合は、隣接する富山城址公園の地下駐車場(有料、乗用車専用、約100台)や、周辺のコインパーキングを利用することになります。

  • 富山城址公園地下駐車場:24時間営業、最初の1時間330円、以降30分ごとに110円(8:00~23:00)
  • 周辺には富山国際会議場前や安住町周辺など、複数の時間貸しコインパーキングがあります
  • 桜の見頃シーズンは公園周辺・城址公園の駐車場ともに大変混雑し、満車で停められないこともあります。口コミでも「城址公園の駐車場に停めようとしたがどこも満車だった」という声が多く聞かれます
  • 桜のシーズンに訪れる場合は、公共交通機関の利用を強くおすすめします

アクセス

  • 電車:JR富山駅から徒歩約10分
  • 電車:富山地方鉄道市内電車「県庁前」または「国際会議場前」電停から徒歩数分
  • 車:北陸自動車道 富山ICから約20分

松川公園は富山駅から徒歩圏内ですが、立山黒部アルペンルートや高岡・氷見方面など富山県内の他エリアもあわせて巡るなら、自由に移動できるレンタカーが便利です。
事前に予約しておくと、当日の観光がよりスムーズになりますよ。

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📅 イベント情報

🌸 春:富山さくらまつり・お花見遊覧船

  • 桜の見頃にあわせて「富山さくらまつり」が開催され、多くの花見客でにぎわいます
  • 「お花見遊覧船(スプリングクルーズ)」では、桜のトンネルを船上から眺められます

🎪 春:全日本チンドンコンクール

  • 例年4月上旬、松川べりの桜が咲き誇る頃に開催される富山市の名物イベントです
  • プロのチンドンマンが競い合う全国唯一のコンクールで、全国から約30数組・100人近くのチンドンマンが集結します
  • 鉦や太鼓の音とともに、雄大な立山連峰を背景にした大パレードが行われます

✨ 春:夜桜ライトアップ

  • 桜の開花にあわせて夜間ライトアップが行われます

🍁 秋:リバーフェスタとやま

  • 秋には松川茶屋周辺で「リバーフェスタとやま」など、水辺を楽しむイベントが開催されることがあります

開催日程・料金・申込方法は年によって異なるため、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

四季の楽しみ

  • 春:約530本の桜、お花見、松川遊覧船、夜桜ライトアップが楽しめます
  • 夏:新緑と川沿いの散策、木陰での休憩に適した季節です
  • 秋:紅葉とウォーキング、水辺の景色が楽しめます
  • 冬:静かな水辺の散策と、雪景色の富山城が眺められます

訪問アドバイス

  • 遊覧船の運航状況:護岸復旧工事の影響で運航期間が例年と異なる場合があります。乗船目的の方は必ず事前に公式サイトで確認しましょう
  • 桜シーズンの混雑:3月下旬~4月上旬は駐車場・遊歩道ともに大変混雑します。公共交通機関の利用がおすすめです
  • 専用駐車場なし:松川公園自体には駐車場がないため、車で訪れる場合は富山城址公園地下駐車場や周辺コインパーキングを利用しましょう
  • 雨の日の遊覧船:松川遊覧船には屋根がないため、雨天時は運休となる場合があります
  • チンドンコンクールの日程:桜のシーズンと重なる人気イベントのため、開催日は特に混雑します。日程を確認のうえお出かけください
  • 歩きやすい靴:彫刻を眺めながらの散策や富山城址公園との回遊には距離があるため、歩きやすい靴がおすすめです

松川公園【まとめ】

松川公園は「水辺・桜・歴史」が美しく調和した富山市を代表する都市公園です。
約530本のソメイヨシノが咲き誇る桜並木は「日本さくら名所100選」に選ばれており、遊覧船から眺める桜のトンネルは全国でも珍しい春の風景として人気があります。
また、富山城址公園と隣接しているため、歴史散策と自然散策を一度に楽しめるのも大きな魅力です。春のお花見はもちろん、四季を通じて水辺の景色や彫刻作品を楽しめる、富山市を代表する憩いのスポットです。

遊覧船の運航状況やイベント情報は変更される場合がありますので、最新の情報は松川遊覧船公式サイトおよび富山市観光協会公式サイトでご確認ください。