◎富山の歴史と桜が薫る、富山城址公園で巡る城下町散歩


富山県富山市の中心部にある「富山城址公園(とやまじょうしこうえん)」は富山城跡を整備した総合公園です。
天守を模した富山市郷土博物館、東洋の古美術を展示する佐藤記念美術館、日本庭園、芝生広場が一体となった都市公園で、市民の憩いの場であると同時に、富山の歴史を学べる観光スポットとしても人気があります。

春には桜の名所として多くの花見客が訪れ、松川沿いの桜並木と富山城の美しい景観が楽しめます。JR富山駅から徒歩約10分という好立地で、富山観光や街歩きの合間にも立ち寄りやすいのも魅力です。
この記事では、見どころから駐車場の詳細、四季の楽しみ方まで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

基本情報

  • 所在地:富山県富山市本丸1
  • 入園料:無料(郷土博物館・佐藤記念美術館は有料)
  • 面積:約7.1ha(7.06ha)
  • 開園時間:公園は24時間利用可能
  • 郷土博物館・佐藤記念美術館:9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 駐車場:富山市営城址公園地下駐車場(有料、乗用車専用、約100台)

歴史

富山城は1543年(天文12年)に守護代・神保長職によって築かれたと伝えられています。その後、佐々成政、前田家などが城主となり、越中国(現在の富山県)の政治・軍事の中心として発展しました。

明治時代以降に城郭の多くは失われましたが、昭和29年(1954年)、戦災復興事業の完了を記念して開催された「富山産業大博覧会」にあわせて3層4階建ての天守が建設され、博覧会閉会後は郷土博物館として開館しました。
2005年(平成17年)11月には、富山城の専門博物館として「富山城ものがたり」をテーマにリニューアルオープンしています。現在、富山城は「続日本100名城」にも選ばれています。

🏯 見どころ

🏰 富山城(富山市郷土博物館)

  • 公園のシンボルである再建天守です。館内では、富山城の歴史、城下町の発展、歴代城主、富山藩の文化などを分かりやすく紹介しています
  • 前田利長が使用したと伝わる高さ約140cmの兜など、貴重な展示品も見られます
  • 最上階の展望スペースからは、富山市街、江戸時代の城域、天候が良ければ立山連峰も眺めることができます
  • 開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 休館日:火曜日(冬期12~2月)、年末年始、その他不定休
  • 観覧料:一般210円、高校生以下無料

🚪 千歳御門(ちとせごもん)

  • 園内で最も歴史的価値の高い建造物です。江戸時代後期に建てられた城門で、富山城唯一の現存建築として知られています
  • 戦災を免れた貴重な文化財であり、重厚な木造建築を間近で見学できます

🪨 石垣と水濠

  • 園内には当時の石垣や堀が残されています
  • 石垣には、自然石を活かした「野面積み」、加工した石を積み上げる「布積み」など、異なる築城技術を見ることができます
  • 藩主の威容を示す5つの巨石「鏡石」も見どころのひとつです
  • 水面に映る天守は人気の撮影スポットです

🌿 日本庭園

  • 佐藤記念美術館に隣接する池泉回遊式庭園です
  • 園路を歩きながら、池、石橋、四季の草木をゆったり鑑賞できます
  • 秋には紅葉が美しく、静かな散策におすすめです

🎨 富山市佐藤記念美術館

  • 園内には東洋美術を中心に展示する美術館があります。中国・日本・ペルシャの古陶磁、日本の近世絵画、墨蹟などのコレクションを、年4回程度の企画展で紹介しています
  • 館内には「柳汀庵」「助庵」という2つの茶室と、総檜造りの広間が移築されており、茶室では季節の和菓子と抹茶がいただける呈茶サービスもあります(有料、9:00~16:30、L.O.16:00)
  • 開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 観覧料:一般210円、小中学生100円(土・日・祝日は無料)

🌳 芝生広場

  • 広々とした芝生広場では、ピクニック、子どもの遊び、散歩、のんびり読書など、思い思いの時間を過ごせます
  • 街中にありながら緑豊かな空間が広がっています

🌸 松川と遊覧船

  • 公園の西側には松川が流れています
  • 春には約500本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」に選ばれた桜並木を遊覧船から楽しむこともできます
  • 桜のトンネルを船でくぐる景色は、富山を代表する春の風物詩です
  • 公園内には遊覧船乗り場に隣接する「松川茶屋」もあり、休憩に便利です

⚔️ サムライ体験・御城印

  • 甲冑を身にまとい、乗馬体験もできる「サムライ体験<甲冑×乗馬×富山城>」が開催されることがあります
  • 郷土博物館では、御城印の販売も行われています

🚗 駐車場のご案内(詳細)

富山城址公園には、公園地下に乗用車専用の市営駐車場が整備されています。

  • 名称:富山市営城址公園駐車場(公園地下・乗用車専用)
  • 収容台数:約100台
  • 営業時間:24時間営業・年中無休(スタッフ常駐)
  • 料金:最初の1時間330円、以降8:00~23:00は30分ごとに110円、23:00~8:00は60分ごとに110円
  • 支払い方法:現金、クレジットカード、ICカード、QRコード決済に対応。パーキングカード・中心市街地2時間割引券も利用可能(県民会館・国際会議場・市役所利用者への割引はありません)
  • 定期券(月極)制度もあり、随時申し込みを受け付けています
  • 事前予約や場所取りはできず、先着順の利用となります
  • バイクも利用可能(料金は車1台分と同額)

なお、大型バス・マイクロバス・キャンピングカーなどは地下駐車場を利用できないため、別途「市営城址公園バス駐車場」を利用します(乗用車は不可)。イベント開催時は満車で入庫できない場合があるため、混雑が予想される日は時間に余裕を持ってお出かけください。

アクセス

  • 電車:JR富山駅から徒歩約10分
  • 電車:富山地方鉄道市内電車「国際会議場前」から徒歩約2分
  • 車:北陸自動車道 富山ICから約15分

富山城址公園は富山駅から徒歩圏内ですが、立山黒部アルペンルートや高岡・氷見方面など富山県内の他エリアもあわせて巡るなら、自由に移動できるレンタカーが便利です。
事前に予約しておくと当日の観光がよりスムーズになります。

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📅 イベント情報

🌸 春:富山城址公園さくらまつり

  • 桜の見頃にあわせて「さくらまつり」が開催され、多くの花見客でにぎわいます
  • 松川遊覧船からの花見も、この時期ならではの楽しみ方です

⚔️ 通年:郷土博物館の企画展・武者行列

  • 郷土博物館では年間を通じて企画展が開催されています
  • 甲冑着用体験や武者行列イベントが行われることもあります

🍵 通年:茶会・文化イベント

  • 佐藤記念美術館では年数回の企画展・特別展が開催されています
  • 茶室での呈茶や茶会など、文化的なイベントも楽しめます

開催日程・料金・申込方法は年によって異なるため、お出かけ前に必ず公園や富山市観光サイトでご確認ください。

四季の楽しみ

  • 春:約500本の桜と松川遊覧船での花見が楽しめます
  • 夏:新緑の中、芝生広場でのピクニックや夜のライトアップが人気です
  • 秋:日本庭園の紅葉が美しく、静かな散策にぴったりの季節です
  • 冬:雪景色の富山城を眺めながら、静かな歴史散策が楽しめます

訪問アドバイス

  • 博物館・美術館の休館日:郷土博物館は火曜(冬期)、佐藤記念美術館は展示替え等による臨時休館があります。訪問前に休館日を確認しておくと安心です
  • 駐車場の支払い方法:地下駐車場は現金のほかクレジットカード・ICカード・QRコード決済にも対応していますが、県民会館・国際会議場・市役所利用者への割引はないのでご注意ください
  • 桜シーズンの混雑:さくらまつりの時期は駐車場・園内ともに混雑しやすいため、公共交通機関の利用や時間に余裕を持った来園がおすすめです
  • 共通券の確認:郷土博物館と佐藤記念美術館の共通券が用意されている場合があるため、両方見学したい方は窓口で確認するとお得です
  • 展望スペースからの眺望:天守最上階から立山連峰が見えるのは天候が良い日に限られます。晴れた日の午前中の来園がおすすめです
  • 周辺散策との組み合わせ:富山駅から徒歩圏内のため、総曲輪などの商店街やガラス美術館とあわせて巡るのもおすすめです

富山城址公園【まとめ】

富山城址公園は、歴史・文化・自然が調和した富山市のシンボルともいえる都市公園です。
戦国時代から続く富山城の歴史に触れられるだけでなく、現存する千歳御門や石垣、日本庭園、美術館など見どころが充実しています。また、春には松川沿いの桜が咲き誇り、遊覧船から眺める桜と富山城の景色は富山県を代表する絶景の一つです。歴史散策から家族でのピクニックまで幅広く楽しめるおすすめの観光スポットです。

施設の開館時間や料金、イベント情報は変更される場合がありますので、最新の情報は富山市観光協会公式サイトでご確認ください。