◎信長も見上げた金華山、戦国ロマンと最新グルメが交わる「岐阜公園」
金華山(きんかざん)の麓に広がる「岐阜公園」は、かつて斎藤道三や織田信長が居館を構えたと伝わる岐阜県屈指の歴史公園です。発掘調査によって金箔瓦や庭園跡が次々と見つかり「信長公の鼓動が聞こえる歴史公園」として今も整備が進められています。
公園からは金華山山頂の岐阜城へ向かうロープウェーが発着し2025年には新しい商業施設「岐阜城楽市」もオープン。歴史散策だけでなく、食べ歩きやショッピングも楽しめる、岐阜観光の中心地に生まれ変わりつつあります。
ただし2026年は岐阜城天守閣や岐阜市歴史博物館が改修・リニューアルのため休館中という、訪問前に必ず知っておきたい大きな変化がある年でもあります。本記事では最新の休館情報や駐車場事情まで、じっくり解説していきます。
【2026年最新】訪問前に必ずチェックしたいお知らせ
- 岐阜城天守閣・資料館は休館中:耐震改修工事のため、天守閣は2026年5月19日から2027年10月下旬(予定)まで、資料館は2026年4月1日から同じく2027年10月下旬(予定)まで休館しています。リニューアルオープンは2027年11月の予定です。
- 金華山山頂部の一部が通行止め:2025年11月25日から2027年9月末(予定)まで、天守閣前の一部が通行止めとなっており「めい想の小径」や「鼻高ハイキングコース」から登っても山頂手前で行き止まりになります。
- 岐阜市歴史博物館(本館)もリニューアル休館中:2025年10月23日から2026年11月(予定)まで休館しています。分館の加藤栄三・東一記念美術館は通常通り開館しています。
- 100名城スタンプは移設中:天守閣休館にともない、スタンプは加藤栄三・東一記念美術館とぎふ金華山ロープウェー山頂駅の2か所に移設されています。
基本情報
- 所在地:岐阜県岐阜市大宮町一帯
- 開園:1888年(明治21年)11月 ※1882年(明治15年)に太政官布告により開設許可
- 面積:約20ヘクタール
- 入園料:無料(園内の一部有料施設を除く)
- 営業時間:公園自体は24時間出入り可能(各施設は個別に営業時間あり)
- 休園日:無休(施設ごとに休館日あり)
- 駐車場:園内に4カ所、合計約600台(詳細は下記「駐車場ガイド」参照)
- 最寄りバス停:岐阜バス「岐阜公園・岐阜城」または「岐阜公園歴史博物館前」下車すぐ〜徒歩3分
- お問い合わせ:岐阜公園総合案内所(TEL:058-264-4865)
アクセス
- JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バスN系統(長良橋方面)または市内ループ線左回りで約15分、「岐阜公園・岐阜城」下車すぐ(運賃片道250円、約5分間隔で運行)
- 東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から国道21号線経由で車で約20分
- 岐阜城へは直接車で行けません。金華山麓の岐阜公園駐車場に停め、ぎふ金華山ロープウェーまたは登山道を利用します
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🅿️ 駐車場ガイド(4カ所・約600台)
岐阜公園には有料・無料あわせて4カ所の駐車場があり、合計収容台数は約600台です。数に限りがあるため、桜や紅葉のシーズン、週末・祝日はできる限り公共交通機関の利用がおすすめです。
① 堤外第1駐車場(有料・143台)
- 正門にいちばん近く、初めて訪れる方に使いやすい駐車場です
- 料金:1回310円(最初の1時間は無料、現金のみ)
- 営業時間:午前8時30分〜午後9時00分(鵜飼開催日などは延長あり)
- 高さ制限2.2m、乗用車以外は駐車不可
- 正門までは徒歩約3分。歩道橋にはスロープもあり、ベビーカーや車椅子でも利用しやすい設計です
② 堤外第2駐車場(有料)
- 堤外第1駐車場のすぐ隣に位置し、料金・営業時間は堤外第1駐車場と同じです
- 堤外第1が満車の場合はこちらを案内されることが多く、セットで覚えておくと安心です
③ 大宮町駐車場(有料・観光バス/障がい者専用スペースあり)
- 普通車310円/日(1時間まで無料)、観光バスは1,040円/日(30分まで無料)
- 車椅子マークのある専用スペースが設けられており、体の不自由な方はこちらの利用が案内されています
④ 鏡岩緑地駐車場(無料・約279台)
- 長良川の河川敷にある無料駐車場で、収容台数は最大級の約279台です
- 増水時は閉鎖される場合があるため、雨天時や増水後の訪問時は事前に岐阜市公式サイトで開放状況を確認しましょう
- 正門まではやや距離があるため、荷物が多い場合や小さなお子様連れの場合は堤外駐車場の方が便利です
ゴールデンウィークや行楽シーズンの土日祝は、午前10時〜午後1時頃に駐車待ちの列ができることがあります。混雑を避けたい場合は午前8時台の早い時間、または午後3時以降の来園がおすすめです。リアルタイムの混雑状況は「岐阜公園駐車場ご利用状況」の公式ページで確認できます。
見どころ
🏯 織田信長公居館跡
園内最大の歴史スポット。発掘調査によって、戦国時代には珍しい巨石を使った通路や石垣、土塁状の遺構、金箔を施した飾り瓦、庭園の跡などが次々と発見され、当時の居館の規模と豪華さを物語る成果が得られています。
- 金箔瓦の破片や庭園遺構が公開エリアで見学できます
- 入り口には当時の雰囲気を伝える冠木門(かぶきもん)が復元されています
- 発掘調査は現在も継続中で、進捗はホームページでも公開されています
🌸 信長の庭
天下統一を目指した信長をイメージして整備された日本庭園。長良川流域から調達した石を約1,000トン使用した壮大な石庭で、池泉や滝もあわせて楽しめます。
- 巨石を組んだダイナミックな石庭
- 四季折々の植栽が楽しめる池泉回遊式の造り
- 歴史を感じながら静かな時間を過ごせる、園内屈指の癒やしスポット
🏮 岐阜城楽市(2025年4月開業の新名所)
2025年4月26日にオープンしたばかりの商業施設。木造平屋建て7棟に、地元食材を使った飲食店やお土産店など全11店舗が集まり、戦国時代の城下町を思わせる街並みを再現しています。
- 入口すぐの「起き上り本舗」は、高さ1.8mの巨大な金だるまが目印。岐阜銘菓「起き上り最中」が名物です
- 「四季彩うどん 華きんとん」など、うどんや丼ものが楽しめる食事処が充実
- 「井ノ口珈琲焙煎所」でひと休みしながら、金華山や三重塔を望む景色を楽しめます
- 営業時間は店舗ごとに異なり、平日8:30頃〜、土日祝はさらに延長する店舗もあります(詳細は各店舗要確認)
🚡 ぎふ金華山ロープウェー
岐阜公園と金華山山頂を約4分で結ぶロープウェー。眼下には長良川と岐阜市街地の景色が広がります。夏季(例年7月10日〜9月30日)はナイター営業も行われ、夜景を楽しむ人で賑わいます。
- 運賃:大人(中学生以上)往復1,300円・片道800円、小人(4歳〜小学生)往復650円・片道400円
- 山頂駅周辺には「ぎふ金華山リス村」(入村料:中学生以上400円、4歳〜小学生300円)や展望レストランも併設
- 2026年は岐阜城休館にともない、100名城スタンプが山頂駅に移設されています
🏯 岐阜城・岐阜城跡(現在改修工事のため休館中)
金華山山頂、標高329mに建つ天守は、かつて斎藤道三、その後織田信長が居城とした「稲葉山城」を前身とします。現在の鉄筋コンクリート造の天守は1956年(昭和31年)の再建で、2026年5月19日から耐震改修工事のため休館中です(2027年10月下旬まで予定)。
- 休館中も金華山への登山やロープウェーでの山頂散策自体は可能です(一部区間は通行止め)
- リニューアル後は展示のリニューアルも予定されており、次に開館する際は新しい姿で楽しめそうです
🦋 名和昆虫博物館
1919年創設、現存する日本最古の昆虫専門博物館です。「ギフチョウ」の発見者としても知られる名和靖が創設した名和昆虫研究所の附属施設で、収蔵標本は約12,000種、30万点以上にのぼります。
- 入館料:大人(高校生以上)650円、小人(4歳〜中学生)450円
- 本館・記念昆虫館ともに大正期の洋風建築で、記念昆虫館は岐阜市指定重要文化財
- 春には羽化したばかりのギフチョウが見られることもあります
🎨 加藤栄三・東一記念美術館
岐阜市出身の日本画家兄弟、加藤栄三・東一の作品を収蔵・展示する美術館。漆喰の白壁と平板瓦の屋根が特徴的な、金華山の緑に映える土蔵風の建物です。
- 入館料:大人310円、小中学生150円
- 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)、休館日は月曜(祝日の場合翌日)
- 岐阜城休館中は100名城スタンプの設置場所としても利用されています
🍵 岐阜市歴史博物館・立礼茶席「華松軒」
岐阜市歴史博物館はリニューアル工事のため2026年11月まで休館中ですが、隣接する茶室「華松軒」は通常営業中。呈茶や抹茶ソフトを味わいながら休憩できます。
- 立礼茶席料金:お茶一服600円(お菓子付き)、抹茶ソフト300円
- 営業時間は季節により10:00〜16:00または16:30まで、月曜定休(祝日の場合翌日)
🌏 その他の見どころ
- 三重塔:大正天皇御大典記念事業として大正5年に建立された朱塗りの塔
- 板垣退助像:「板垣死すとも自由は死せず」の言葉が生まれたとされる遭難の地に建つ銅像
- 日中友好庭園:岐阜市と中国・杭州市の友好都市提携10周年を記念して作られた庭園。中国風の門や、杭州の名所・西湖を模した池があり、桜の名所としても知られています
季節ごとのイベント
🌸 桜のシーズン(例年3月下旬〜4月上旬)
園内や日中友好庭園には多数の桜が植えられ、金華山・岐阜城とのコントラストが楽しめる岐阜屈指のお花見スポットです。
🚤 ぎふ長良川の鵜飼(2026年5月11日〜10月15日)
1300年以上の歴史を誇る伝統漁法「鵜飼」が、岐阜公園に隣接する長良川で毎晩開催されます。公園散策とあわせて楽しむ観光客も多く、乗船観覧には事前予約がおすすめです。
🎇 岐阜城パノラマ夜景・ロープウェーナイター(夏季)
例年7月10日〜9月30日は、ぎふ金華山ロープウェーのナイター営業が行われ、金華山山頂から岐阜市街の夜景を楽しめます(天守閣自体は改修工事のため2027年まで見学不可)。
🏮 ぎふ灯り物語(例年1月中旬〜2月上旬)
岐阜和傘・岐阜提灯など国の伝統的工芸品を使った、岐阜市ならではのライトアップイベント。冠木門前でのプロジェクションマッピングや、高さ約20mの岩盤に投影する演出が見どころです(2026年は1月17日〜2月1日開催、入場有料)。
🍂 紅葉・菊花展(例年10月下旬〜11月)
金華山一帯が紅葉に彩られるほか、菊人形や菊花展が開催されることもあります。開催有無・日程は年によって異なるため、訪問前に岐阜市観光ナビで最新情報を確認しましょう。
四季の楽しみ方まとめ
- 春:約600本ともいわれる桜と新緑が園内を彩り、日中友好庭園も花見の名所となります。
- 夏:金華山の深い緑と長良川の鵜飼、ロープウェーのナイター営業で夜景も楽しめます。
- 秋:モミジやカエデが色づき、金華山と紅葉の景観が見事です。
- 冬:澄んだ空気の中の散策と、和傘・提灯を使ったライトアップイベントが冬の風物詩です。
訪問前に知っておきたいポイント
- 休館情報の確認:2026年は岐阜城天守閣・資料館、岐阜市歴史博物館(本館)が休館中です。目当ての施設がある場合は必ず事前に公式サイトで最新の休館状況を確認しましょう。
- 駐車場は早め行動が鉄則:行楽シーズンの週末は堤外駐車場が早朝から混み合います。無料の鏡岩駐車場も選択肢に入れておくと安心です。
- ロープウェーは往復利用がおすすめ:山頂までの登山道は徒歩40分〜1時間かかるコースもあるため、体力に自信がない方や小さなお子様連れは往復チケットが安心です。
- 現金の用意:堤外駐車場は現金のみの支払いとなる場合があるため、小銭を用意しておきましょう。
- 公共交通機関の活用:駐車場の数には限りがあるため、岐阜駅からのバスアクセスが良好な岐阜公園では、公共交通機関の利用が推奨されています。
- 山頂部の通行止めに注意:2027年9月末まで金華山山頂部の一部が通行止めのため、ハイキングコースを利用する場合はルートを事前に確認しましょう。
岐阜公園【まとめ】
岐阜公園は、戦国時代の歴史ロマンと金華山の豊かな自然、そして2025年に誕生した岐阜城楽市の賑わいが同居する、岐阜市を代表する都市公園です。2026年は岐阜城天守閣や岐阜市歴史博物館の休館という大きな節目の年ですが、信長の庭やロープウェーからの眺望、名和昆虫博物館など、休館中でも楽しめる見どころはたくさんあります。
岐阜県内の他の歴史公園めぐりとあわせて、ぜひ計画を立ててみてください。最新の営業時間や休館情報は、岐阜市公式ホームページおよび岐阜観光コンベンション協会の公式サイトで随時ご確認ください。
- 投稿タグ
- 岐阜市 公園